稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

“鉄道のまち”奈良・王寺町を巡る旅(4)王寺駅周辺を歩く!!!D51895号。

「どこでも旅になる!」の証明。

これは「えちごトキめき鉄道社長(いすみ鉄道前社長) 鳥塚亮の地域を元気にするブログ」2022.03.14更新分のタイトル。『2022年日本の鉄道開業150周年記念イベント“鉄道のまち”奈良・王寺町を元近鉄名物広報マン福原稔浩さんと巡る旅』に鳥塚さんも参加されておられ、それには少々驚きましたが、ブログを読ませて頂き、その理由に納得しました。

ではここから私のツアー報告です。

集合場所を13時に出発し、まずは近鉄田原本線(たわらもとせん)新王寺駅。ここでは福原さんの後輩にあたる駅長さんと助役さんのお出迎え。駅長さんは田原本線新王寺駅、生駒線王寺駅プラス周辺の駅の駅長でもあり、今回は「生駒線・旧東信貴鋼索線開業100周年」記念イベントの告知を兼ねてのご挨拶を受けました。

※王寺駅と新王寺駅の位置関係ですが、JR王寺駅を挟んで西が生駒線王寺駅、東が田原本線新王寺駅。距離にして多分100メートルほどですが、同じ鉄道会社の駅がなぜ2つに分かれているかと言えば、これはもともと2つの線が別の会社だったことによります。生駒線は信貴生駒電気鉄道、田原本線は大和鉄道。2駅を1枚の写真に収めるのは、航空写真でなければ多分、無理かと思います。

新王寺駅からゆっくり歩いても10分弱の最初の目的地、舟戸児童公園(ふなとじどうこうえん)。王寺駅のすぐ東側で近鉄田原本線とJR大和路線に囲まれています。すでにこの写真で分かりますが蒸気機関車が静態保存されています。

D51895号。1934年(昭和19年)製造で、1972年(昭和47年)に廃車。最後は奈良運転所に配置されており、関西本線で活躍。難所で知られた加太越えもしていたはずで、ひょっとしたら私が出会っていたかも知れない機関車です。福原さんの解説は分かり易く興味深い。元近鉄の広報マンというより、鉄道博士と言ったところでしょうか。

屋根があるので、悲惨な状況は免れていますが、それでも整備には限界があるでしょうからこれでも良しとすべきだと思います。

ここのD51の特徴に運転台が公開されていることがあります。

屋外施設の場合、こうした機器類は悲惨な状態となることも考えられますが、現役時代を彷彿させるに十分な程度で、私には驚き。

もう一点の驚きは、(運転台に座れることよりも)ブレーキ弁ハンドルが操作出来ること。これは珍しいと思います。

参考までにナンバープレートはレプリカです。

本物はこちら。王寺駅前にあるリーベル王寺東館5階/王寺町地域交流センターで保管されており、普段は鍵付きのケースに入っているそうですが、この日はツアー参加者のために特別公開。

ということで記念写真。右側の方は『ならどっとFM 78.4MHz BOSSとちーちゃんのGo !Go !トレイン』で福原さんとコンビを組んでいるちーちゃん(松崎千鶴さん)。福原さんのイベントでの司会進行役などで何度かお会いしており、このお二人の絶妙な掛け合いは毎度面白いの一言。

※『BOSSとちーちゃんのGo !Go !トレイン』…奈良の地域密着コミュニティエフエム放送局「ならどっとFM(エフエム)78.4MHz」毎月第1、第3木曜日20:00から1時間の生放送。

3月12日(土)は春うらら。

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