稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

“鉄道のまち”奈良・王寺町を巡る旅(10)近鉄最古の路線にある柏原南口(かしわらみなみぐち)駅。

亀の瀬トンネルを後に最終目的地を目指します。

近鉄河内国分駅の直ぐ北側にある大和川橋梁。バスの中からの撮影でしたので、この橋の雰囲気のみ感じて下さい。なおここは近鉄大阪線の撮影スポットの一つ。様々なアングルが工夫できるそうなので一度来てみようと思っています。何せ駅から近いのが嬉しい。

土木学会選奨土木遺産「近鉄道明寺線鉄道構造物群」。

近鉄道明寺線は1898年(明治31年)3月24日に河陽鉄道(かようてつどう)の手により柏原駅(当時は大阪鉄道、現在のJR大和路線)~道明寺駅~古市駅間が開通したのが始まりで、現在の近鉄全線の中で最古の区間。そして近鉄道明寺線柏原南口駅の前後には開業当時から現在も現役で使用されている構造物があり、それが土木学会選奨土木遺産として認定されています。ということでここが今回のツアーの最終目的地となっていました。なお柏原南口駅は1924年(大正13年)6月1日の電化時にここに設置された駅です。

まずは全長216.4メートルの大和川橋梁。手前に歩道橋があるので少し隠れています。

9.1メートルの奈良街道陸橋。

それぞれの位置関係ですが、踏切の左側が大和川橋梁。踏切の右側が奈良街道陸橋。

その先が柏原南口駅で、右方向がJR大和路線柏原駅方面。左方向が近鉄道明寺線と南大阪線が合流する道明寺駅方面です。

認定されている構造物は全部で4つあり、今、電車が渡ろうとしている第2号溝橋(1.8メートル)、更にその先に第1号溝橋(1.8メートル)もあるのですが、この写真では分からないですね。

そう言えば道明寺線の線路幅は1067ミリの狭軌。電車には違和感がありませんが、足下が若干しっくりこないのはそのせいかも知れません。

ところでこれは全くの偶然なのですが、今私が鉄度模型ジオラマ講座で作っているのがここ柏原南口駅。

奈良街道陸橋のポイントはレンガ積み。ただ私のジオラマでは少々どころか、、、先にギブアップしておいた方が無難な状況です。

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