柵原鉱山資料館。
この資料館について「昭和30年頃の鉱山の様子や鉱山町の暮らしぶりを再現した」との説明が、美咲町のウェブサイト「柵原ふれあい鉱山公園詳細」の中にありました。
まずはこの鉱山で産出されていた「硫化鉄鉱」の展示。
ここ柵原鉱山がそうであったという「鉱山にぎわいコーナー」。
ここにある昭和30年代(1955~1965)の街並みは、柵原に限らず、名古屋などでも見かけた記憶があります。
ただこうした焼き肉店は私の記憶の中にありません。恐らくというか私の親がこども連れで、この様な飲食店に入っていなかったからかと思います。
一方、たばこ屋さんは記憶あり。何故って父親が喫煙者だったから。確か「hi-lite」を吸っていました。
小さな卓袱台(ちゃぶだい)を家族が囲んで食事をする。正に私の小学生の時代。
ご飯と味噌汁が必ずあり、例えばメインが焼き魚ならプラス野菜の煮物が一皿。あとは漬物。それが夕食のメニュー。今の食生活は何とも贅沢ですねと昭和の小学生が私に話しかけている。肉と言えば「鶏肉」で、時に豚肉。牛肉はお肉やさんで売っているのは知っていても口にしたことはありませんでした。
話しを街並みに戻しますが、恐らくですが、65歳以上の世代ならば、この街並みの中を歩くことは楽しいひとときになりそうです。
ここは片上鉄道の展示コーナー。
次から次へと興味深い展示が目に入ってきます。
往時の鉱山の再現もあります。
知らない世界を知ることは楽しい。
決して大規模な施設ではありません。でもその充実ぶりは、1テーマをしっかり掘下げているからかと思います。