直江津駅で下車し、まず気づいたのがこの看板。
「こども無料の日」の案内。
沿線に住んでいても、何せ車社会なので、えちごトキめき鉄道に乗ったことがある小学生以下のこどもたちはきっと少ないはず。
ついでに言えば、こうして自動券売機にも掲示されているのは、私の中では高評価。
ところでこどもたちは無料でも、必ず大人の家族がついてくるので、考えようによってはマイナス面が無さそうです。
なお他の鉄道での同様の取り組みですが、地元では豊橋鉄道が毎月1回、「市内電車こども無料の日」を実施しています。こちらは協賛企業・団体の協力での実施とのことですが、えちごトキめき鉄道の場合は特に協賛などの掲示はなく、独自の施策と見受けました。
※ネットで調べると、他にも小学生以下無料に取り組んでいる鉄道事業者があります。
※えちごトキめき鉄道のウェブサイトの5月7日更新で『「こども無料の日」大好評でした。』と、その報告が掲載されています。こども達にとって、えちごトキめき鉄道が少しでも身近な存在になっていれば良いですね。
(余談)これは鉄道事業者の従業員の方からお聞きしたのですが、今時、名古屋のような大都会ならばともかく地方に住んでいると、高校に入学して初めて公共交通機関(鉄道、バス)に乗ったという生徒さんも珍しくないそうです。それもあってこのえちごトキめき鉄道の話をしたところ、「鉄道事業者として大切な取り組み」との感想でした。
さていつもの駅前パブリックアート探訪。
2023年4月2日のこのブログでも掲載したブロンズ像「潮騒」(作:上越市出身の彫刻家・岡本銕二氏)。やっぱり良いなあ。
そしてその後ろにも…。
「L第1防波堤」というタイトルの像。彫刻家/峯田敏郎氏の作品。
最初、このタイトルは何のことやらと言った感じでしたが、よく見れば右側にあるのはテトラポッド。そして座っているのは防波堤。
故森光子さんによる前人未踏の公演2000回(2009年5月9日)を超えたことでも知られる舞台「放浪記」の記念碑。(2011年11月23日建立 作:岡本銕二氏)
原作者の林芙美子氏がここ直江津に宿泊し、小説の舞台ともなったことが設置のきっかけだったそうです。
「花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かりき」と刻まれている文字は、森光子さん本人から送られてきた直筆の色紙を元に作られたそうです。
※参考資料:上越タウンジャーナル/2012年11月15日更新『故森光子さんの「放浪記」ゆかりの地、直江津』
ここまでが、直江津駅北口。
ここからは南口。船の舳先に見えるのですが…。
「夕映えのエチュード」(作:岡本銕二氏)
船のいかりをモチーフにした時計。
アートではないですが、D51蒸気機関車の第4動輪。
「直江津駅自由通路あすか通り」。船の丸窓のイメージでしょうか?
何度も通っていますが、このデザインは好印象。