まずは「Steam train rides」。
私が予約したのは10:30発の列車。
なお列車は他に12:00発、14:00発、15:15発の4本がありました。
見るからに古参の蒸気機関車。
後押しのディーゼル機関車もなかなかの年代ものっぽい。
サールミア(Thirlmere)駅。
もとからあった駅で、NSW鉄道博物館のために設置した駅ではないとのこと。
これから乗車する(南西方の)バックストン(Buxton)駅方面では無く、逆方向(北東方)に向かうと、私が鉄道からバスに乗換えたピクトン(Picton)駅近くでサザンハイランド線 (Southern Highlands line) と繋がっています。
その区間は定期列車こそありませんが、シドニー界隈で行われる蒸気機関車などが走るイベント開催時には、NSW鉄道博物館で保守管理が行われている車両の回送に使用されます。
今回の渡豪でそうしたことを初めて知りましたが、大宮の鉄道博物館であったり、京都の京都鉄道博物館が“本線”と繋がっているのと同様で、ただ『連絡線』の距離が長いのが驚きです。
出発時間が近くなり、乗車が始まりました。
コンパートメント式の客車。
ただ乗るには良いとして、車窓が楽しめないのが大きなマイナス。こうした歴史的客車での旅と割り切ることにしました。
さあていよいよ出発です。
NSW鉄道博物館の直ぐ外を通過中。
ここに停まっている客車群はメイトランドで見かけました。察するにハンターバレー・スチームフェストでの運転、整備スタッフのホテル代わり?
とにかく長い転車台。ガーラット式という長大な機関車を乗せる必要があるので納得ですが、初めて見ると驚きます。
ひょっとしてと思って待ち構えていたら、会えました。3526(1917(大正6)年製)と6029(1954(昭和29)年製)。
沿線のどこかで撮影できそうな場所がないか見ていたのですが、適地が見つけられませんでした。
20分ほどでバックストン(Buxton)駅到着。
皆さん、列車から降りてまったり。
ただ私は忙しい。
3001は1903(明治36)年製の121歳。
明治村の12号(1874(明治7)年輸入)よりは若いですが、気の遠くなりそうな歴史的蒸気機関車です。
帰りはディーゼル機関車が先頭。
サールミア(Thirlmere)駅に向け、間もなく出発です。
博物館のバックヤードを見ている気分。
往復で約50分の旅。
基本、週末だけの運転です。それに合わせての訪問をお勧めします。