稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

名古屋の鉄道136年史(昭和戦前編27)昭和12年2月1日、省線名古屋駅の移転。

昭和12年(1937年)2月1日、鉄道省名古屋駅が広小路通の西の突き当たりから、現在の場所に移転しました。

●昭和11年5月(1936年)5月「名古屋名勝案内」( 名古屋汎太平洋平和博覧会 名古屋市)

昭和11年(1936年)の名古屋駅周辺の地図。市電の電停名がかつての笹島から名古屋駅前に変わっています。

●昭和11年(1936年)8月5日「最新改訂版名古屋地図」(丸新舎 )

昭和11年の地図なのに既に名古屋駅は移転し、市電の電停名も変わっています。少々というよりかなりのフライング。

恐らくですが、名古屋汎太平洋平和博覧会の開催に向け、早めの作業を行った?

●昭和12年(1937年)3月30日「名古屋汎太平洋平和博覧会画報 」(朝日新聞社)から抜粋。

名古屋仮国際飛行場についてはまた後日として、「名古屋市に国際博を開催すべし」と博覧会に向けて様々な事業が立ち上がっていたことが分かります。と言いたいところですが、名古屋駅は博覧会の開催決定以前から、移転は既定の事業でした。

●昭42年(1967年)3月28日「名古屋駅八十年史」(国鉄名古屋駅)

左手前にあるのがこれまでの名古屋駅。それは写真の中ではほんの少しのエリアしか占めていません。

●昭42年(1967年)3月28日「名古屋駅八十年史」(国鉄名古屋駅)

新しい駅舎の前にある線路群。不思議な光景です。

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