昨年の11月25日(土)、26日(日)の2日間、宮崎県高千穂町で開催されました「第4回全国未成線・廃線サミットin高千穂 鉄道遺産からの挑戦」に参加しました。
今日は、まず開催地となった高千穂町までの移動についての報告です。
まだ夜が明けきらぬ名鉄神宮前駅。
06:37発のミュースカイに乗ります。
ニッポンの夜明け。
間もなく中部国際空港に到着です。
中部国際空港07:40発 ANA331便に搭乗。ほぼ満席。
機種はボーイング737-800(738)、166席。
同じ便に2022年9月12日にも乗っているのですが、その時はプロペラ機でしたので、世の中の動きを感じています。
参考までに1年前の機種。デ・ハビランド・カナダ Dash 8-400で74席。それでも余席がありました。
熊本空港には9時過ぎに到着。
ここから高千穂町まではバスで移動。
九州産交バス/特急たかちほ号延岡駅行き。10:10の出発。ここから2時間9分(12:19着)の旅。
「第4回全国未成線・廃線サミットin高千穂 鉄道遺産からの挑戦」の開始は13:00でしたので、ゆっくり昼ご飯を食べる時間はないものの、このバスを使えば、何とか前泊せずに参加出来ることが分かったのでこの日程となりました。
因みに、宮崎県だからと宮崎空港経由でも調べたのですが、13時には到底間に合わないませんでした。それでもその日の日中には到着で、何れにしても昭和脳の私にはついていけない現実がそこにありました。
南阿蘇の雄大な景色の中をバスは快調に走ります。
南阿蘇鉄道高森駅から徒歩5分ほどの高森中央バス停。
乗客のトイレ休憩も兼ねて15分の停車。
ところでこのバスの乗客は定員の恐らく7~8割程度。当然、私の隣にも乗客はおり、それはそれとして全体の過半数は海外からの観光客。因みに私のお隣さんは多分、台湾の方。
そもそもこのルート/バスを選んだ理由は早いだけではなく、もう一つあります。
今回の旅のテーマである「未成線」ですが、熊本県高森町と開催地である宮崎県高千穂町は、昭和の時代に鉄道で結ばれる計画があり、工事も始まったのですが、1980(昭和55)年に工事は凍結され、2つの地が結ばれることはありませんでした。
その結ばれなかった2つの地を結んでいるのが九州産交バス/特急たかちほ号。
そのバスが走るのは、未成線となった高千穂線が2つの町をほぼ真っ直ぐに結ぶルートだったのに対し、その南側の熊本県山都(やまと)町~宮崎県五ケ瀬(ごかせ)町を通るルートとなっており、それぞれの町が県都熊本と県都宮崎に向かうルート上となる延岡とを結ぶ役割もあると伺えました。
因みに写真は宮崎県五ケ瀬町役場。
バスはほぼ定時で高千穂バスセンターに到着です。
未成線の未成区間を“乗り鉄”した気分。