アフリカ・ケニア(3)ナイロビ
8月22日、ケニア(ナイロビ)に到着して最初に訪れたところは「ジラフセンター(Giraffe Centre)」。
キリン亜種の中でも貴重なロスチャイルドキリン(学名:Giraffa camelopardalis rothschildi)の保護および繁殖施設とのこと。
ここの施設の特長として餌付けできることがあり、私たちを始め、入場者のほぼ全員が餌をあげていました。(世界でここだけ?かも)
キリンの舌は思っていた以上に大きく、その舌に舐められた手はねっとりしており、餌付けコーナーの先に手洗い場があったのは納得でした。
語彙力がなく恐縮ですが、私の目と鼻の先にあるキリンの顔はただ可愛かったです。それにしてもこんな近い距離でキリンを見ることが出来るなんて今でも信じられない気分です。
※ツアー参加の場合、観光で立ち寄る場所を事前に調べることは殆どなく、どんな出会いがあるかは、こう言ってしまうのは何ですが、ハプニングを楽しんでいる感じです。
余談ですが、このジラフセンターには“おこぼれ”を狙うイボイノシシも入り込んでおり、チョコマカ動くその様には笑ってしまいました。
以下、「Giraffe Centre」公式ウェブサイトの「About Us」をGoogle翻訳したものを転載。
これを読み分かったのは、私たちがこの施設を訪問し、餌付けをすることは、単に「観光」という私たちへの楽しみの提供という意味ではなく、キリンの保護にも役立っているということでした。
「キリンセンターは、ケニアの非営利団体であるアフリカ絶滅危惧野生生物基金(AFEWケニア)によって設立されました。私たちの主な目的は、ケニアの児童や若者に自国の野生生物と環境について理解を深めてもらうとともに、国内外からの来訪者に、世界で最も背の高い動物であるキリンと間近で触れ合う機会を提供することです。」
「キリンセンターの歴史
アフリカ絶滅危惧野生生物基金(AFEW)ケニア支部は、故ジョック・レスリー=メルヴィル氏(英国系ケニア人)と、アメリカ生まれの妻ベティ・レスリー=メルヴィル氏によって1979年に設立されました。ロスチャイルドキリンの悲惨な窮状を目の当たりにした二人は、キリンセンターを設立しました。ロスチャイルドキリンは、東アフリカの草原地帯にのみ生息するキリンの亜種です。
キリンセンターは自然教育センターとしても世界的に有名になり、毎年何千人ものケニアの児童に教育を行っています。
当時、キリンたちはケニア西部の生息地を失い、不法居住者の再定住のために18,000エーカーのソイ・ランチにわずか130頭しか残っていませんでした。彼らはまず、この亜種を救うために、デイジーとマーロンという2頭の若いキリンをナイロビ南西のランガタ郊外にある彼らの生息地に連れてくることに着手しました。そこで彼らは子キリンを育て、飼育下でのキリン繁殖プログラムを開始しました。現在もセンターはここにあります。
ベティとジョックはその後、米国でAFEWを登録しました。資金は集められ、他の5つのキリンの群れを別の安全な地域に移送しました。繁殖群のキリン26頭は、ソイ牧場から現在のホマベイ郡のルマ動物保護区、ナクルのナクル湖国立公園、そして現在のウェストポコット郡のナソロット動物保護区に移送されました。1985年には、ケニア東部ムベレ地区のムエア動物保護区近くのヨッダーフラワーファームに7頭のキリンが導入されました。
1983年、AFEW USAが集めた資金は、60エーカーの保護区に教育センターを建設するのに役立ちました。これは、キリンの救助と教育機関の設立を両立させるという並外れたビジョンに基づいていました。キリンセンターは同年、一般の人々と学生に門戸を開き、800人以上の学生を熱心に受け入れました。
現在、ケニアの様々な国立公園では300頭以上のロスチャイルドキリンが安全に繁殖しており、順調に繁殖しています。最近では、グレート・リフト・バレーのエレメンタイタ湖畔にあるソイサンブ牧場、キギオ保護区、そしてエルゴン山地域のセルゴイト牧場にもキリンの群れが導入されました。」