稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

ゴールデンウィークは半世紀ぶりの尾小屋鉄道(2)尾小屋鉄道とは?

昨日の更新でタイトルの「尾小屋鉄道」について触れるのを忘れていました。

石川県小松市に、かつて尾小屋鉄道という非電化ナローゲージ(762mm)の鉄道がありました。この写真は起点の新小松駅。

今のJR・IRいしかわ鉄道小松駅の南にあり、そこから16.8キロ先の尾小屋駅との間をちっぽけな気動車が50分ほどかけて結んでいました。

私は今から49年前の1975(昭和50)年8月22日に、この尾小屋鉄道に乗っているのですが、当時でもこの鉄道の存在は、異次元と言っても過言ではありませんでした。

この当時、私は乗り鉄であり、写真をあまり撮っていませんでした。ここ尾小屋鉄道もご多分に漏れずですが、それでも多少は手元にあるのはそれだけこの鉄道のインパクトが強かったからです。但し、沿線での撮影をしていません。時間はたっぷりあった学生時代なのに、、、こればかりが致し方ありません。

当時、車庫にあって休車となっていたキハ1803。

このキハ1803は、今、保存されているだけではなく、何と整備されて短い区間ではあるものの動くことが出き、なおかつ私たちを乗せて走るのです。

その体験が出来たのが5月4日(土)で、それが目的でここ小松市にやってきたのです。

終点の尾小屋駅。

昭和の子ども達が遊ぶ夏休み。

尾小屋鉄道は、尾小屋鉱山の粗銅、鉱石、鉱山用資材などを運ぶため1920(大正9)年に開通し、活況を呈した時期もあったものの鉱山の閉山などもあり、1977(昭和52)年3月19日に廃止されました。

尾小屋駅構内には蒸気機関車も残されていましたが、このC155。何と今も静態保存されているのです。

私にとっての尾小屋鉄道は、記憶の彼方先の存在でした。

それが私の現実に戻ってきてくれるとは、つい先日まで全く予想していませんでした。

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