11月17日(日)は「なるほど、深知り!貨物鉄道の裏側を体験! 貴重な体験・企画が目白押し!「ヨ8000形式車掌車」に乗車体験!名古屋臨海鉄道体験ツアー」という長いタイトルのツアーに参加してきました。
一言で言えば名古屋臨海鉄道で一日、楽しい時間を過ごしましたということ。
到着してまずは名古屋臨海鉄道吉田社長から名古屋臨海鉄道という鉄道会社の解説。
ユーモアあふれるその話に参加者の笑いが絶えず、それでもポイントはしっかりと押さえられており、流石の一言。
表題の『「ヨ8000形式車掌車」に乗車体験』の前に、まずは名古屋臨海鉄道東築線ウォーキング。今回歩いたのは東港駅から大江川橋梁手前までの数百メートル。
現役路線である東築線の線路上を歩くという普通の鉄道ではあり得ない行程。
また普通、踏切で私たちが歩くのは“道路”ですが、今回は“線路”上を歩き、道路を横断しました。
ところで東築線と言えば、鉄道ファンには、名古屋鉄道や名古屋市交通局の新製車両を、車両メーカーから運ぶ甲種輸送が走ることで知られていますが、列車が運行されるのは多くて年に4~5回程度、今年はまだ一度も走っていないそうです。
急なSカーブの1つ目は半径150メートル。そしてこの2つ目は半径140メートル。この線形が生まれた歴史的経緯の説明を聞きつつ、この区間の見どころなどを楽しみましたが、名古屋臨海鉄道吉田社長の解説に負けず劣らず、現地を案内してくれたスタッフの方の説明が、これまた堂々たる針小棒大(ものの例えです)で、すっかり納得させられたひと時でした。
大江川の橋梁を目指し、24‰(パーミル)の急勾配あり。距離は短いですが、急は急。
今回のツアーに参加し、初めてこの急カーブ、急勾配の存在を知りました。
大江川の防潮堤。手動で開け閉めするタイプで、今となっては自動が一般的なそうで、ある意味貴重と聞きました。
1年に1~2回、駅員全員が参加し、この扉を閉める訓練をしているそうです。
ツアーでなければ見られない景色。貴重な体験。
ところで踏切の頭の部分に注目。
電鐘式踏切警報機というタイプ。
「警報音発生器/電鐘式」=警報機上部に設置されている警報音発生器から直接機械的に音声を発生させる構造のもので、昔ながらのランプ形の発生器から『カン カン カラン カラン…』と音色を鳴らす。(参照:Wikipedia「踏切警報機」)
短いながらも見所多数。