今日は名古屋の鉄道史ではなく、京都の蒸気機関車史。
2004(平成16)年1月11日、京都/梅小路蒸気機関車館(今の京都鉄道博物館)。右手前のC5345に注目。
こちらは今年の1月2日のC5345。
1928(昭和3)年から1930(昭和5)年まで製造されました。
C53と言えばこうした流線型に改造された機関車もありました。ただその後それが定着することはありませんでした。
さてC5345。京都鉄道博物館では静態保存されていますが、1961(昭和36)年、運行可能な状態に復元整備され、公開試運転が行われました。
この写真はNPO法人名古屋レール・アーカイブスに寄贈されたその時の貴重な写真。
煙突から煙が上がっています。
今回、名古屋の鉄道136年史を書くにあたり、NPO法人名古屋レール・アーカイブスに寄贈された所蔵写真を1枚ずつ見ました。と言っても全体のまだほんの一部ですが、それでもこうして貴重な写真に出会うことが出来ました。
そしてこの写真を見つけた時の感想は、「どうしてこのまま動態保存とならなかったのか?」という素朴な疑問。もっとも残せない事情もあったとも考えられるので、それはそれとしてですが、日本で唯一の3シリンダーの音を生で聞いてみたかった。