(集団)営巣地=(集団)繁殖地=コロニー。このブログでは営巣地と書くことにしました。多分に私の見た感想が入っています。
1月15日(月)、朝7時。素晴らしい景色の中での目覚め。オーン・ハーバー(Orne Harbor)に到着です。(64°37’S 62°32’W)
スタッフが上陸に向け、現地の確認に向かっています。
さあいよいよ南極大陸に上陸です。
先に出発したグループが営巣地を目指して歩いて行きます。
雪道の先にある高台の岩場が目的地とのこと。
風景の美しさにただただ感動。
私たちの乗っている船との位置関係。
坂を登り切ったら、いました。
ヒゲペンギン(学名:Pygoscelis antarctica)。
ほっぺをつねっても痛くない。ああっ、夢を見ているのか?
ただただ可愛い!
足下には雛がいます。
南極大陸上陸の記念写真。実はこれで六大陸を制覇。今回の旅の目的の一つを達成しました。
ところで船外活動は、(今回の場合)ゾディアックボート一隻にツアー客8人が乗船するようになっており、そのそれぞれにドライバーを兼ねたエクスペディションガイドと通訳が1名ずつ乗ります。
全部で15班あり、それが前半、後半に分かれて「上陸観光」「クルージング」を行います。
この日、私の班は先に「上陸観光」を行い、後半で「クルージング」を楽しみました。
因みに上陸していた時間は、約1時間。
さてクルージングの出発です。
ゾディアックボートから見るペンギン達。近くで見るだけでは分からない行動もあります。
それにしても息を呑む美しい景色。
地球上で最後に残された大自然と言う言葉が、正に目の前にありました。
しばらくすると私もですが、他の乗客の方も、カメラのシャッターを押すよりも、この景観を見る時間が長くなっていました。
音の無い世界。時折ボートがエンジンを止めると、本当に音が無いのです。
奥の方に見える水煙は、ザトウクジラ。
時折、その姿を見せてくれます。
小さな氷山の上で休憩しているのはジェンツーペンギン。
大自然の営み。まだこの時は、動物達の壮絶な「生きる」を知る予兆すら感じていませんでした。
こうして午前の船外活動は終了です。
ところでこうした活動を行うには、あらかじめ国(環境大臣宛)に「南極環境保護法第5条第3項に基づく届出書」の提出が必要となります。
《南極地域の環境の保護に関する法律》
(確認に係る南極地域活動以外の南極地域活動の制限)
第五条 何人も、南極地域においては、第七条第一項各号に掲げる要件に該当する旨の環境大臣の確認(次項を除き、以下単に「確認」という。)を受けた南極地域活動計画に含まれる南極地域活動以外の南極地域活動をしてはならない。ただし、特定活動については、この限りでない。
3 前項に規定する南極地域活動をしようとする者は、あらかじめ、環境省令で定めるところにより、環境大臣にその旨を届け出なければならない。
●今回、私も旅行会社経由で提出しています。