稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

名古屋の鉄道136年史。1961年(昭和36年)10月、特急「おおとり」の誕生。その前に。

1958年(昭和33年)、151系電車による特急「こだま」号の運転が、東京駅~大阪駅間、東京駅~神戸駅間の2往復で始まりました。

この写真は昭和34年10月に名古屋駅で撮影されたもので、NPO法人名古屋レール・アーカイブスの所蔵です。

カッコいいですね。私の中で「特急電車」と言えば、原点はこの151系です。でも、東海道本線を走る151系に乗ったことはありません。あくまでも写真の中の憧れの存在でした。

1964(昭和39)年9月29日。名古屋駅6番線ホームの「第2こだま」。新幹線開業直前の貴重な写真。

撮影はNPO法人名古屋レール・アーカイブス会員の堀幸夫さんです。

こだま号の運転開始後、乗客の皆さんに配布されていたであろう記念絵葉書。

絵葉書を入れる袋の裏面に、(34.9.22改正)とあったので、こだま号が登場して約1年後のダイヤ改正時のものであることが分かりました。

同じく裏面にあった「こだま号の案内」。この中で「エアー・コンディション」と特記される時代だったことがなるほどで、当時、特急であっても冷房が無いのが当たり前だったのでしょう。あとイメージしにくいのは「電報」。ひょっとすると「こだま号に乗ったので、○○時△□分に**駅に到着する」などと電報を打つことがある種のステイタスだったりして、、、と考えると楽しくなりました。

肝心の絵葉書その1。やはり日本一の富士山が背景。そして水鏡。典型的な鉄道写真。

絵葉書その2。背景はやはり富士山。良い乗車記念品になったことと思います。

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