9月26日(木)のメイン。と言うか、今回のトルコ旅行でのメインとしてカッパドキアと双璧をなします。(私の個人的感想です)
それが世界最大級の大規模な古代都市遺跡と言われているエフェソス遺跡(Efes Antik Kenti)。
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世界遺産 エフェソス/トルコ
エーゲ海沿岸に今も残るローマ時代の都市遺跡
クレオパトラの虜になり、破滅に突き進んでしまうローマの権力者アントニウス。シェイクスピアの悲劇の題材にもなった二人が、束の間の平穏を過ごした地ともいわれるエフェソス。トルコ西部のエーゲ海沿岸に紀元前11世紀頃、イオニア人が建設したこの港湾都市は貿易により発展。ローマ支配下後はアジア州の州都として大いに栄えた古代都市の遺跡が、2015年に世界遺産に登録されました。
なかでも群を抜く美しさを誇るのがセルシウス図書館の遺構。壁には知識などを象徴する4体の像(レプリカ)が立ち、柱、梁は細部にまで精緻な装飾が施され、117年の完成当時はさぞ壮麗であったと思われます。かつては1万冊を超える蔵書を誇り、アレキサンドリア、ペルガモンと肩を並べる図書館でした。保存状態の良い大劇場は2万5000人が収容可能という圧巻のスケール。丘を背にしたすり鉢状の構造は音響効果に優れ、今もオペラやコンサートなどが催されるといいます。大劇場からかつての港へ延びるのは幅11mの通り。クレオパトラとアントニウスもここを歩いたのでしょうか。
「万物は流転する」と説いた古代ギリシアの哲学者ヘラクレイトスが生まれ、七不思議と称えられた豊穣の女神を祀るアルテミス神殿が建造され、使徒パウロがキリスト教を伝道し、聖母マリアが使徒ヨハネとともに余生を送ったと伝わるエフェソス。まるで古代の歴史絵巻を見ているかのように、時間旅行が楽しめる世界遺産です。
(阪急交通社のウェブサイトから転載)
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※クレオパトラ…紀元前69年~紀元前30年。
遺跡のあるセルチュクの町の入口には「EphesSelçuk」の看板があり、エフェソスの存在の大きさが窺い(うかがい)知れます。
これは入口から入って直ぐのところでの撮影。
その広さを私なりに表現すると東山動植物園+熱田神宮+名古屋城と言った感じ。
まだまだ発掘中だったりするそうですから、これから公開エリアが広がるかも知れません。
ガイドさんの話は全てが興味深く、聴き入りながらの見学となりました。
紀元前からの歴史があるこの遺跡。それがこうして残っていることの不思議。
今回も写真をご覧下さい。
ネコちゃんは遺跡のどこにでもいたりします。それもまた不思議。
エフェソス古代劇場(Efes Büyük Antik Tiyatro)。
この大劇場の収容人数は2万5千人とのこと。
参考までに日本ガイシホールの収用人数は1万人ですから、その2.5倍の人がここに集えることになります。
因みに座る場所。この程度の奥行きです。
ここは水洗トイレの跡。こうしたものも残されています。
図書館の跡。
私の知識不足を棚に上げて申し訳ありませんが、ローマ時代の遺跡をトルコでこれほどの感動の中で見て、そして歩くとは日本を出る時には全く予想だにしていませんでした。
トルコの観光旅行で、ここがカッパドキアと並んで重要なポイントとなっていることは十分に理解できました。