ギョレメ野外博物館(Göreme Açık Hava Müzesi)とトカルキリセ(トカル教会、Tokalı Kilise)。
隣り合わせの2つの遺跡。
まずはトカルキリセ(トカリ教会)。洞窟教会。
この一体がギョレメ遺跡(Göreme ören yeri)。
この看板のあるところが野外博物館の入口です。
岩山を掘って造られたキリスト教の修道院が残されており、その教会の中にある宗教画も見所になっています。
まずここでガイドさんから、それぞれの教会にあるフレスコ画の説明を受けます。理由は、教会内での案内が禁止されていることによるものですが、その時は何となく覚えた気になっていましたが、今は何一つ思い出せません。残念至極。
またこれらのフレスコ画は写真撮影が禁止ですので、その素晴らしさについて今回は、言葉だけ受け止めて下さい。
洞窟教会の入口の例。このように下っていくところもあれば…。
岩山を登ったところにある教会もあります。
まるでハイキングをするが如くですが、岩山に穴が開いているところは、それぞれが教会です。
愛知県の方向けには、見所が点在する明治村やリトルワールドを散策する感じと言うと伝わるでしょうか?
階段を登って、更に上っていく教会もあります。
中腹にある教会の入口から見た風景。
健脚とまでは言いませんが、ある程度歩くことを厭わない方向けの場所であることは間違いなさそうで、私は結構疲れました。
それにしても、ここだけではなく地下都市もそうですが、私の感動をどうやって伝えたら良いのか手立てが思いつかず、返す返すも残念です。
******************
ユネスコ(国際連合教育科学文化機関、United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization U.N.E.S.C.O./世界遺産条約(World Heritage Convention)
●Göreme National Park and the Rock Sites of Cappadocia
※以下、Google翻訳を転載。
(簡単な要約)
ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩石遺跡群は、中央アナトリア高原の火山地帯に位置し、侵食によって山の尾根、谷、そして「妖精の煙突」またはフードゥーとして知られる尖峰が連続して形成されています。この国立公園とカッパドキアの岩石遺跡群は、ネヴシェヒル、ウルギュップ、アヴァノスの各都市、カライン、カルリク、イェシロズ、ソガンリの各遺跡、そしてカイマクルとデリンクユの地下都市の間の地域をカバーしています。この地域の南と東は、一方の端にエルジエス山 (3,916 m)、もう一方の端にハサン山 (3,253 m) がある死火山の山脈に囲まれています。岩山の中に岩窟住居、教会、洞窟住居の村、地下都市が密集していることから、カッパドキアは世界で最も印象的で最大の洞窟住居群の 1 つとなっています。地質学的、民族学的観点から興味深いだけでなく、キリスト教の聖域の装飾の比類のない美しさにより、カッパドキアは偶像破壊後のビザンチン美術時代の代表的な例の 1 つとなっています。
カッパドキアにおける最初の修道活動の痕跡は、カイセリの司教バシレイオス大王の教えに従って、岩に掘った小部屋に住み始めた4世紀に遡ると考えられています。後期には、アラブ人の侵略に抵抗するために、彼らは避難場所として機能した洞窟住居の村やカイマクリやデリンクユなどの地下の町に団結し始めました。
カッパドキアの修道制度は、偶像破壊の時代(725-842)にはすでに確立しており、多くの聖域の装飾に、シンボル(ほとんどの場合、彫刻またはテンペラで描かれた十字架)が厳しく制限されていることからもそれがわかります。しかし、842年以降、カッパドキアには多くの岩窟教会が掘られ、鮮やかな色彩の具象画で豪華に装飾されました。ギョレメ渓谷の岩窟教会には、トカリ キリセとエル ナザール キリセ(10世紀)、聖バルバラ キリセとサクル キリセ(11世紀)、エルマル キリセとカランリク キリセ(12世紀末から13世紀初頭)などがあります。
******************
カッパドキアの奇岩群。それはこれまで写真で見ただけの世界でした。
そしてその現実は、私の想像を遙かに超える景色でした。
不思議な景観を見ながらの食事は思い出のワンシーン。
多分、最初で最後のカッパドキア。
私の中では、この時点で、早くもトルコ旅行は山を越えたと思っていました。が、甘かった。トルコ旅行は、もうひと山どころか更に幾つもの山がそびえていることにまだ気付いていませんでした。