2023年4月10日(月)午後2時に石巻線貨物の撮影を終え、「さてどうしたものか」と同行の方達と相談。
DE10が撮影出来なかったのだから、DE10と同型の機関車が撮影出来る近場の場所に行こう!ということで、よもやの仙台臨海鉄道に向かうことになりました。地図ソフトで調べたところ、仙台臨海鉄道仙台港駅まで1時間もかからない。
そもそも仙台港ってどこにあるのでしょうか?ということになるのですが、JRで行くならば仙石線の中野栄駅か多賀城駅が最寄り駅になるでしょう。もっとも歩くには少し距離があります。
そして名古屋の人にとっては1つ身近な事あり。名古屋港から北海道苫小牧港を結ぶ太平洋フェリーが立ち寄る港と言えば、場所はともかくとして、何となく親近感が持てそうです。
写真はそのフェリー。ただ停泊中の船「きたかみ」は、仙台港と苫小牧港を結び、名古屋港にはやってこない船なので、私・個人的には少々残念。
まず向かったのは仙台港駅。ここには機関区もあります。
並んでいるディーゼル機関車はどこからどう見ても「国鉄」のDE10。
もっとも実際には以下の通り。
左からDE65 5(=DE10)、DE65 1(=DE15)、DE65 3(=DE10)。
手前がDE65 2(=DE11)。奥がSD55 103(=DD13)。
全5両のフルラインナップでのお出迎え。
SD55 103。
仙台臨海鉄道のウェブサイトに、令和3年3月24日「SD55-105号機のラストランについて」という記事があり、ナンバープレートを確かめる前はそれと混同し、廃車になった車がまだ置いてあるのだと思い込んでいました。
16:32頃。
仙台港駅から東北本線陸前山王駅に向かう列車をSD55 103が牽いていて、自分の勝手な思い込みに気付いた次第。ネットでいろいろ調べるのも良いのですが、調べ方が不十分だと良い結果が出ないという典型的な例です。
DE65 1を流し撮り。シャッター速度は1/15秒。
DE65 5を流し撮り。シャッター速度は1/10秒。
16:42頃。仙台北港駅~仙台港駅間。DE65 2。
なかなかしびれる光景。
臨海鉄道の日常がこれほど愛おしく思える日が来るとは思いませんでした。
石巻線のDE10撮影は成就しませんでしたが、そのマイナスは仙台臨海鉄道にこうして向き合ったことで、既にプラスへと変わっていました。