ここ東鹿越駅から鉄道に乗換え。
予定で言えば下記の通り。
東鹿越駅発 15:12 2482D
滝川駅着 16:57
滝川駅発 17:15 2334M
岩見沢駅着 17:54
岩見沢駅発 18:05 252M
札幌駅着 18:47
ここから先は運休区間なのでホームが切れたところで除雪終了かと思ったら、結構先まで雪を掻いた跡がありました。
列車は代行バスより1分先発。富良野駅発の2477Dにはざっと20人近い乗客が乗っていたと思うので、全員では無いもののバスの窓には乗客の姿が見えます。一方の滝川駅行きの乗客ですが、キハ40形一ボックスに一人程度と行ったところ。
ところで私が選んだ今回のルートは札幌駅~新得駅~東鹿越駅~滝川駅~札幌駅ですが、これを逆回りで乗ろうとすると富良野駅で210分待ちが発生しますし、新得駅でも長時間待ちとなります。
もっとも旭川駅起点で、帯広駅に向かうならば効率は良いと思います。どうでも良いことですが、バスに乗った皆さんはこれからどうするのかな?と思った次第。
富良野スキー場。ここで滑ったことはありませんが先回スキーをしたのは多分、20年程前のこと。私自身が若くなくなったことと子どもが家族よりも友達との交友を優先しはじめた頃かも知れません。
それにしても北海道の冬は穏やかに晴れていればどこでも絶景です。暖かい車内とエンジンの微妙な振動でうつらうつら良い気分。
乗っている列車は滝川行き。富良野駅は何と1分停車。拠点駅というイメージがあり、もう少し停まっていて欲しい感じ。もっともあまり意味は無いかも。
大雪山。名前に負けない雪の山。
ここで私の大雪山思い出話し。私はこの大雪山旭岳(標高2291メートル)に登ったことがあります。1985年(昭和60年)の7月だったと思うのですが、日本テレビ系列の全国ネット生中継番組「ズームイン!!朝!」の「北海道全部見せます」という企画の応援スタッフとして北海道入りし、北海道の屋根(北海道で一番高い山)からの中継担当ディレクターを仰せつかっていました。
途中までロープウェイがあるので一からの登山ではありませんでしたが、登山の素人が山頂でテント一泊という仕事で無ければ絶対に出来ない経験をさせてもらい、今でも良い思い出です。そして、、、その中継の後ですが、この日は東京・日本テレビで午後、会議の予定があり、中継終了直後に、直ぐに背負える機材を担ぎ、徒歩~ロープウェイで単独下山。一旦宿に入り着替えてタクシーで旭川空港へ移動。旭川空港~羽田空港の快適フライトの余韻に浸るまもなく日本テレビで会議に参加。今では考えられない行動ですが、会議を誰かに代わって欲しかったとは今だから言えること。当時はこれが普通のサラリーマンでした。
列車が急ブレーキをかければ線路上にはまず間違いなくエゾシカ。エゾシカってどうして列車に追われるように線路に沿って逃げ、横に行かないのだろうと思うのは私だけではないはず。しばらく警笛を鳴らし続け、エゾシカの群れはやって線路から離れました。
入り日を眺めつつ間もなく滝川駅。
実際に新得駅~富良野駅を乗り通しての感想ですが、やはり乗客は少ないの一言。特に新得駅~落合駅間は旧石狩国・旧十勝国の国境(くにざかい)と言うこともあり、直通する人は殆どないでしょう。
落合駅・幾寅駅は南富良野町なので、富良野市を中心とした地元の乗客がいても良いのでしょうが、現状ではそれも見込めないのでしょう。私にとっては今回がお名残乗車となりそうですが、こうしてまた一つ鉄路が無くなる現実があります。乗客がいないにも関わらず残して欲しいと思うのは、あまりにも実情(経済効率)を無視した考えだと思います。
1981年(昭和56年)10月1日に石勝線が開通したときから、富良野駅~新得駅(実際には上落合信号場)の廃止は遅かれ早かれだったのかも知れません。