稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

津軽鉄道のラッセル車。

1月30日(日)は津軽鉄道。ラッセル車は朝一番から午前9:30頃までが撮影のための運転時間。

朝6時半過ぎ、車庫にて。隣の車両の屋根に降り積もった雪の高さに圧倒されます。

いよいよ津軽五所川原駅を出発です。

ラッセル車は津軽五所川原駅側に連結されており、津軽中里方面に向かい途中から折り返す列車を私たちは撮影することになります。

ところで津軽鉄道のラッセル車撮影ツアーはこれまで幾つかの旅行会社で実施されており、同じ青森県内では弘南鉄道のラッセル車撮影ツアーもあります。今回予定されていた津軽鉄道のツアーは催行されませんでしたが、その後に予定されていた弘南鉄道のツアーは無事、実施されたと聞いています。

なおラッセル車の撮影ツアーが成り立つ理由ですが、一つは確実に本線を走るラッセル車を撮影出来ること。天気予報とにらめっこし、降雪時に訪問したとしても、ラッセル車が出動するかどうかは別問題です。もっとも雪のない線路上を走るラッセル車の撮影会となる可能性もゼロではありません。文字通り運を天に任せるしかないのがラッセル車撮影ツアーです。

もう一つは雪道の運転をしないで済むこと。今回はレンタカーで回っていたのですが、雪道に慣れた方に運転をお願いしています。また除雪車両が想像以上に多く走り回っており、そうした車の通行や作業に支障の無い駐車場所を探すのは、なかなか神経を使います。雪の壁により道路幅が狭くなっていて車を止める場所がなく、かなりの距離を歩いた場所もあります。

津軽飯詰駅07:16。気動車は1レ、津軽中里駅行き。ラッセル車はここで側線に入り、定期列車を先行させます。

津軽飯詰駅~毘沙門駅間。津軽名物地吹雪もあってどこが線路か分からないほど。こうなると撮影会ではなく、除雪の本番です。

この一瞬にかけて撮影に訪れる方がいるのは分かる気がします。

津軽飯詰駅~五農校前駅間。同じようなカットを何枚も撮っているのですが、シャッターを押す手が止らない。

ラッセル車の魅力ってこういうことなのでしょう。

鉄道が見えない鉄道写真。この雪の煙幕の中にラッセル車がいます。

とにもかくにもこの日、津軽鉄道で半日撮影していましたが、全列車定時運行だったことをここに報告します。

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