稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

名古屋の鉄道136年史。昭和20~30年代撮影と思われる名鉄の流線型電車、850系と3400系。

今日は一昨日アップした井上大令さんの撮影された写真の中から、名鉄の流線型電車を紹介します。

850系。昭和12年(1937年)登場の電車。当初は、当時の名古屋側のターミナル押切町駅~新岐阜駅間を結ぶ特急として登場しました。前面上部には「ヒゲ」と呼ばれる3本のラインが入っており、また前面のデザインもあって「なまず」の愛称で親しまれていました。

昭和30年代と思われる写真。堀田駅が今の高架では無く、地上駅の時代。貨物の取扱があり、その様子が垣間見える貴重な1枚。

3400系。おなじく昭和12年(1937年)に神宮前駅~豊橋駅間を結ぶ特急として登場した電車。

連結面の見える珍しい1枚。先頭車の連結器は自動連結器なのに、各車を繋いでいるのが密着連結器だとは意外でした。

流線型の車体と緑色系の塗装から「いもむし」の愛称で親しまれていました。古き良き時代の洗練されたデザインには惚れ惚れ(ほれぼれ)します。

この電車は何度も乗っていますが、転換クロスシートの乗り心地を今も身体が覚えています。ふんわりと優しかったような、そんな記憶。

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