今日のテーマはお召し列車(皇室用客車)。副題は1号御料車(初代)なのでしょうか?

お召し列車の絵はがき。
当時は、沿線に近隣住民が並び、お召し列車の通過を待ったそうです。
但し、今の時代とは異なり、列車が近づくと頭を下げ、通過すると頭を上げることが許されたそうで、天皇陛下のお顔を見ることはありませんでした。
この絵はがきにはその様子が描かれており、この方達はお召し列車の通過を音で知るだけでした。

この車両は鉄道博物館の1号御料車(初代)/1876(明治9)年製造。国指定重要文化財・鉄道記念物です。
絵はがきを見て、その塗色の御料車で思い当たるのは、この車両のみ。
私の調べですので、今一つかも知れませんが、往時の資料はそれほどありませんので、まあねと言うことでお願いします。
なお1913(大正2)年に廃車となったようですので、明治時代の作画と推察されます。
ただそれですと実は辻褄が合わないことが出てきます。
それは機関車。

軸配置4-6-0(2C)の蒸気機関車は8700形、8800形、8850形の3形式で1911(明治44)年以降の登場です。

北海道釧路市の釧路製作所で保存されている8700形(8722号)。
なお絵はがきの機関車との見比べで言えば8850形の方が近いかも知れません。
ただ何れにしても、御料車の色との(年代の)整合性は取れません。もっともこうした絵はがきは、実写ではなく、雰囲気で割り切った方が楽しめそうです。
