悪天候によりこの2月21日（月）から23日（水）にかけて札幌圏のJRがストップしたニュースは全国で報道されました。また新千歳空港も22日（水）に全便欠航というかつてないニュースが飛び込んできました。私は冬場の北海道は何度も訪れているもののこれほどの事態に遭遇したことはありません。
2月20日（日）は札幌（新千歳空港）から名古屋（中部国際空港）に戻るだけの予定でしたが、天気予報の動向を踏まえ、前日に夜の便から日中の便に変更し、札幌市電、札幌近郊での撮影は取りやめることにしていました。
この写真は朝7時頃、たまたまホテルの部屋から外を見ていたら通りがかったササラ電車／雪20形です。
通常時は早朝のみの出動で、日中はよほどの降雪が続かない限り出てくることはなく、この状況は「昼ササラ」とも呼ばれ、なかなか出会いない光景とのこと。
札幌市電ではこのササラ電車が4両あり、20日はともかく21日はフル稼働で市民の足を守りました。しかしそれでもダイヤ乱れはあったようです。
余談ですがこのササラ電車の活躍もあり、札幌市電が過去雪害で停まったことは殆ど無いそうで、とにかく昼夜を問わず掻いて掻いて掻きまくるのが流儀だそうです。そう言えば2016年に1度だけ運休があり、その時は新聞、テレビで「市電運休」がニュースになったと地元の方から聞きました。
ササラ電車の活躍で定時運行の札幌市電。市民の信頼の足です。
JR北海道とは事情が異なるため私は比較しませんが、北海道民の方のお気持ちは察するに余りあります。
一方、2月20日（日）の新千歳空港。JRは既に間引き運転だったこともあり、石橋をたたき割るのも承知の上で、搭乗3時間前に空港着。
滑走路に車列を見たのでしばし撮影。
懸命の作業が続いている。
北の交通機関の確保を改めて知る1日となりました。