北海道釧路市にある釧路市博物館。
多分、3度目の訪問。
目的は『【企画展】炭鉱と、港と〜釧路臨港鉄道・太平洋石炭販売輸送臨港線の軌跡〜』を見るため。
開業当初は釧路臨港鉄道。1979(昭和54)年に太平洋石炭販売輸送臨港線となり、2019年に廃止となった鉄道で、釧路における石炭輸送を支え、市民に親しまれてきた鉄道です。
そしてその歴史を辿る今回の展示。機関車のナンバープレートを始め、実際に現場で使われたものが所狭し、本当に所狭しと並べられていました。
博物館の展示とは思えない、転轍機と信号機の動作を制御する連動装置。
2010年2月19日撮影の同じもの(連動装置)。
2019年に廃止となった太平洋石炭販売輸送臨港線ですが、現役の時代に一度だけ撮影に行っており、その際、こうした運転に必要な設備も見学させて頂きました。
現役時代。
昔の写真を引っ張り出してきて、改めて見ています。
今はもう見られない風景ですが、私の記憶にはしっかり刻み込まれています。
私のように現役時代を知っているものには懐かしく、知らない人には釧路にかつてあった運炭鉄道の存在を詳しく知る機会となっています。
会期は4月23日までですので、SL冬の湿原号の撮影で会ったり、春まだ浅い道東を旅する機会があれば是非、足を運んで下さい。
午後5時の閉館間際。博物館から見る釧路の夕景。