《世界の最果て鉄道( El Tren del Fin del Mundo)》今回の旅で唯一の鉄道ネタ。
「El Tren(列車)del Fin(終り)del Mundo(世界)」という何とも凄い名前の“観光鉄道”がアルゼンチン/ウシュアイアにあります。
南フエゴ鉄道(El Ferrocarril Austral Fueguino)=「El Ferrocarril(鉄道)Austral(南)Fueguino(フエゴ)」と言うのが正式な鉄道名ですが、同鉄道の公式サイト名も「世界の最果て鉄道」で、世界の一番南を走る、正に最果ての鉄道です。
軌間は500mm。全長は7kmで、片道1時間ほどをかけて世界最南端の国立公園「ティエラ デル フエゴ国立公園」(Parque Nacional Tierra del Fuego)の風光明媚な景色の中を走ります。
※軌間500mmは伊豆/虹の郷のロムニー鉄道の15インチ(381mm)より少し広い幅です。
今回のツアーに、「ティエラ デル フエゴ国立公園」は入っていたものの、この世界の最果て鉄道の起点「世界の最果て駅」(ESTACIÓN FIN DEL MUNDO)に立ち寄るとは思っておらず、わずか10分ほどではありましたが、思わぬこの鉄道との出会いがありました。
(「世界の最果て鉄道」の歴史)
1909年に流刑地(日本風に言えば遠島・島流し)の刑務所の人や木材などの運搬用に敷設され、1949年に地震災害により運行を停止。
その後、1994年10月11 日に観光目的での運行を開始し現在に至っています。
出来れば「乗りたかった」というのが本音ですが、まあこればかりが致し方ありません。
見られただけで幸せと思うことにしました。
もっとも少人数での南極クルーズツアーでは、乗車している場合もあるようです。
(余談)
「ティエラ デル フエゴ国立公園(Parque Nacional Tierra del Fuego)」のラパタヤ湾(BAHIA LAPATAIA)にあった看板。
最下段にはパンアメリカンハイウェイ(英語…Pan-American Highway)(スペイン語…Carretera Panamericana)の南の終点がここであると表示されています。
なおここからアラスカの終点までは17,848kmだそうです。距離感がつかめない。