2023年10月15日、JR西日本津山駅。
駅舎内には津山扇形機関車庫のジオラマ展示あり。この日の目的である津山まなびの鉄道館への期待感が高まります。
津山駅から徒歩約10分で到着。
津山駅のホームからも見えていましたが、結構遠い所にある感じ。かつての鉄道の要衝時代が伺える広大な駅構内そして機関区。
2016年の開館当時から、一度は来てみたいと思いつつ、7年目にしてやっと実現しました。
津山って、名古屋から向かうには少々不便で、大阪から高速バスに乗るのが一般的な選択のような気がするものの、岡山駅から津山線という選択が時刻表検索ソフトでは最初に出てきます。
でも今回は姫新線で津山入り。
ところで私が最初に津山を訪れたのは1973(昭和48年)3月14日のこと。津山市から来ていた大学の同級生がおり、春休みで彼が帰省していると聞いていたので訪ねました。
その時は山陰旅行中で、鳥取から因美線で津山入り。そして翌3月15日に姫新線で姫路に出て、名古屋に戻っています。
扇形機関車庫にずらり並ぶ圧巻の車両群。国内に現存する扇形機関車庫の中で2番目の規模。ただ見ているだけで「凄いなあ」という何とも陳腐な言葉しか出てこない自分が情けない。
※国内に現存する扇形機関車庫で、最大なのは京都鉄道博物館梅小路蒸気機関車庫。
場所の関係で、正面の顔しか撮影が出来ていませんが、キハ181系は1968(昭和43)年10月、中央本線の特急しなの号(名古屋駅~長野駅)でデビューした車両。
画質が悪くて申し訳ありませんが、私が撮影したキハ181系特急しなの号は1970年1月2日に中津川駅~落合川駅間で撮影したこの写真をはじめ数枚しか残っていません。
ここはその後、新線に切り替えられており、この風景を今、見ることは出来ません。当時は落合峠越えと言われる蒸気機関車撮影の名所で、中津川から長野方面に向かう貨物列車は、中津川駅から落合川駅までD51が後押ししていました。
話しを津山まなびの鉄道館に戻しますが、こうした昭和の名車を見るとどうしても往時の様子が脳裏に蘇り、思わず立ち尽くしてしまいます。
キハ58系は、高校時代に中央本線で何度も乗っていますが、残念ながら修学旅行では乗っていません。
そもそも「急行」以外の方向幕を見たのは、今回が初めてです。