普段はポッポ汽車展示館の中で展示されているキハ1803。
「尾小屋鉱山イベントデー」の日には、こうしてエンジンがかけられ短い距離ではあるものの走ります。
担当されているのは「なつかしの尾小屋鉄道を守る会」の方たち。
マインロード内の鉱山列車(トロッコ)運行もその方たちがされており、メンバーには私の知人の仲間の方もおられます。
古い車両なだけにその整備などのご苦労はお察し申し上げますとしか言えませんが、私たちとしては、ただ感謝しつつこうして乗っています。
鉄道車両の運転体験の経験者としては、あまりに短い区間の走行は、相当に気を使うと思います。
如何にも乗り心地が悪そうな台車ですが、昭和の頃はこれが標準。もっともほんの20秒足らずの走行時間の間に、すっかりその時代のローカル列車の乗り心地を思い出しました。
それにしてもこれは奇跡の光景です。
チャンスがあればこの経験をするために、ここ石川県小松市尾小屋町に足を運ぶ価値は十分にあります。