今週の月曜日(7月15日)、「海の日」にちなんで港区に出かけました。
という書き出しは、このブログではいささか食傷気味ですね。反省。
正確には、知人から教えられての「ドクターイエロー」の撮影。
場所は愛知県名古屋市港区西茶屋三丁目地内の田んぼアート南陽。
《田んぼアートとは?》
『葉の色の異なる古代米等を使って、広大な田んぼに絵を描く取組みです。
田んぼアートの制作を通して、農家と市民が一緒になって、楽しく稲作体験を行っていただきます。』
(名古屋市のウェブサイト/トップページ> 暮らしの情報> 生活と住まい> 農業> ふれてみよう!なごやの農業> 田んぼアート)から転載。
ここの田んぼアートは、毎年、様々なデザインで制作されており、今年はこうしてドクターイエローが格好良く走っています。
《実施主体》
『茶屋新田田んぼアート実行委員会
構成団体/茶屋新田地域資源保全隊(注)、愛知県、名古屋市
(注)地域の農地・農業用水等の資源を保全・管理し、農村環境の保全向上の活動を行う地元農家主体に結成された組織です。』
(前記と同じ、名古屋市ウェブサイトからの転載)
躍動感あふれるドクターイエローにまたがる少女の表情が生き生きしていて良いですね。
《目的》
『食の安心・安全や生物多様性保護の観点から水田保全に対する関心が高まっている一方で、米価の下落や後継者不足といった問題から、稲作農家の経営は非常に厳しいのが現状です。
そこで、市内有数の米どころである港区南陽地区で、水田との関わりの中で市民と農家が協働で農を支える仕組みを作ることを目的として、体験水田の取組みを始めました。
平成23年度より、名古屋市初となる「田んぼアート」を制作し、多くの人に取組みを発信しています。
名古屋の稲作に触れ、楽しみ、学び、貴重な水田の保全にご協力ください。』
(前記と同じ、名古屋市ウェブサイトからの転載)
港区南陽地区が市内有数の米どころでとは、これまで意識したことがありませんでした。
それも含め、私たちの食生活を支える日本の農業を、地元・名古屋から考えるきっかけになりそうです。
現地にあった遠近法図面。まあ頭では分かっても、それを実際の田植えで実現していくのは大変そう。
地上で正面から見るとこんな感じ。
横から見ると、何が何やら想像がつきません。
葉の色が異なる苗を植えているのがよく分かりますが、田んぼアートを見て毎度思うのは、これほど色の異なる苗があることへの驚きです。
ところでここの田植えや 稲刈りといった稲作作業は公募による市民も参加しています。参加料は必要ですが、収穫米と収穫米で作ったお酒がついてきます。
私個人としては、自分の手で作ったお米で醸造される「お酒」を呑むのは、至福の時間となりそうですが、田植えはちょっと大変そう。
なおここの田んぼアートは今月中が一番の見頃とのこと。
※公共交通機関で来られる方は、イオンモール名古屋茶屋内にありますバス停「南陽交通広場」の利用が便利で、そこから徒歩で10分弱です。
地下鉄東山線高畑駅、JR・近鉄・地下鉄東山線八田駅、あおなみ線港北駅・荒子川公園駅をはじめ各所からのバス路線があります。