北大東島と南大東島。北大東島燐鉱山遺跡から臨む南大東島は目と鼻の先です。
距離は近くとも、絶海の孤島の断崖絶壁は、そう簡単に行き来することを許しません。
1時間の距離の船はほぼ5日に1便。そして航空路は毎日1便あるものの南大東島⇒北大東島もしくはその逆の片道通行です。近くて遠い2つの島。
それでも2つの島は1つ。そんな気持ちで旅をしていました。
琉球エアコミューターのシールも、2島で1つ。
これは機内に荷物を預けた際に渡されるタグ。通常のタグの単品ではなく、こうしたリーフレット様のものの左下に貼り付けられていました。これだけでも島を離れる私の気持ちはキュンとなってしまいました。
※タグは那覇空港で剥がしています。
これはたまたま見つけた某旅行社の大東島へのツアー募集。この会社だけではなく、数社が実施しているようです。この島へのツアーはそうはないだろうと私は勝手に思っていたのですが、そんなことはありませんでした。
南大東島を代表するお土産。
こちらは北大東島のお土産。「“15の春”に想いをのせて」とか書かれると、島の暮らしの一端を知った者にとっては、ただそれだけで目頭が熱くなります。
お土産で販売されていたわけではないのですが、とあるお店の自家製マフィン。
朝一番で到着の飛行機で運ばれた新聞を読みながら、昼食後のデザートとして頂きました。
南大東島では以前、観光用にシュガートレインを復活させようと計画したことがあり、実際に具体的な検討を行ったことがあると聞きました。
結局採算面で断念したという新聞記事も読みましたが、岐阜県飛騨市のガッタンゴー(レールの上を自転車で走る)の様な簡便な形であれば何とかならなかったのかと思わないでもありません。
今回の旅は廃線跡巡りでしたが、次回この島々を訪れるチャンスがあれば、それはきっと南の島の鉄道復活ということを期待しつつ今回の旅の〆とさせて頂きます。