稲見眞一昨日少し触れた名鉄百貨店。その地下には名鉄名古屋駅（2005年／平成17年までは新名古屋駅）があります。
その地下駅は2段階で語られており、まずは1941年（昭和16年）8月12日 の名鉄名古屋本線、名鉄岐阜駅方面への開業。続いて1944年（昭和19年）9月1日の豊橋駅方面への開業。これで新岐阜駅（現在の名鉄岐阜駅）～豊橋駅が1本の線で繋がりました。
●1961年（昭和36年）「写真でみる名鉄の今と昔」（名古屋鉄道）
戦後、新名古屋駅は火事にあっています。
そして1950年（昭和25年）にこの姿に改築されています。
そして始まった名鉄新名古屋駅と名鉄百貨店の工事。
1954年（昭和29年）12月1日発行の新名古屋駅竣工並に名鉄百貨店一部開業記念絵はがき。
この時点で、全館完成時の姿が描かれており、名鉄のこの百貨店にかける期待感とともに、市民への強いアピールを感じます。
店内のイメージ図。1階の明るくお洒落な雰囲気は、高い天井と相まって名鉄百貨店の特徴だと思います。
新名古屋駅のホーム。当時の照明器具の性能から実際にはこれほど明るくは無かったとは思うものの、それを言うのは野暮でしょう。こうして改めて「絵」でこの駅を眺めれば、なかなか凝った造作だったのだと気付きました。