稲見駅長の鉄道だよ人生は!!

稲見眞一

名古屋の鉄道136年史。1957年(昭和32年)、名古屋市営地下鉄開業時の名古屋の街。

8月21日に更新した「1957年(昭和32年)11月15日、名古屋市営地下鉄の開業と栄町駅の駅名標。」の続編とも言える、当時の絵はがきの紹介です。

「大名古屋」という如何にも“名古屋”なタイトル。「Great Nagoya」と英語でも名古屋を主張しています。

名古屋駅は「東洋一」なので「大名古屋」に相応しい存在です。ところで「大名古屋」っていつから使っているのでしょうか?

これは1933年(昭和8年)に発行された「大名古屋」。名古屋市役所の手による名古屋の歴史を纏めた書籍です。

それ以前、1924年(大正13年)2月25日発行の「大名古屋市街地図」(駿々堂旅行案内部)という地図。表題に「大名古屋」とあるので「大名古屋」は大正時代には定着していたと言って間違いなさそうです

大名古屋十六景の絵はがきの撮影時期の時代考証その1、名古屋空港。

1957年(昭和32年)にターミナルビルが完成しており、雰囲気としてはその完成祝いに見えること。

(参考:名古屋商工会議所ウェブサイト)

大名古屋十六景の絵はがきの撮影時期の時代考証その2、地下鉄名店街。

名古屋市ウェブサイトトップページ> 事業向け情報> 都市計画・建築​​​​​​​> 道路の都市計画> (現在の位置)地下街の概要によれば、昭和32年に開業した地下街は以下の通り。

(名古屋駅)

1)名古屋地下街(サンロード)

2)キタチカ

3)(地下鉄)名駅地下街(メイチカ)

(栄駅)

4)(地下鉄)栄地下街(栄森の地下街)

(伏見駅)

5)伏見地下街

の以上5箇所。

では写真の地下街はさてどこでしょうか?

通路を挟んで両側にお店が並んでいないことから推理し、私の答は「伏見駅」。

当っていることを祈るばかり。

広小路通り。恐らくは伏見交差点。神戸銀行が伏見交差点にあったかどうかは調べきれませんでしたが、左サイドに「大甚」というお店の看板が見えるからです。

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