客車から切り離されたC10 8は給水塔の下へ移動。
よもやここ家山駅で給水するとは知りませんでした。
大井川鐵道について詳しい方にお聞きしたところ、この給水塔は以前からあって、現在のように蒸気機関車牽引の列車が家山駅での折り返し運転になったから設置されたものではないとのこと。
蒸気機関車牽引の列車で、新金谷駅~千頭駅間を走る時は無給水だったはず。タンク式機関車なので恐らくは数十キロ走れば給水が必要なのは分かるので、まあ安全を期して給水してるものと推察できました。
※大井川本線/新金谷~千頭間の距離は37.2キロ。新金谷~家山間は14.8キロ。
それはそれとして、タンク式機関車への給水作業を見たのは初めてのこと。他の乗客の皆さんも珍しいのか、写真を撮っている方多数。私もその一人。
熱中症対策での水分補給を連想してしまいました。
私、、、不覚にも昨年熱中症で、お医者さんのお世話になっています。
暫くするとお客さんが退けて静かな駅となりました。
12:52発のSLかわね路2号の出発準備が整いました。
リベットが特徴のC10形。如何にも古豪の風格あり。
ところで機関車の前面、赤い矢印の先にあるのは何でしょう?という問題。若い方どころか見当もつかない人の方が多いのでは?
答は日章旗を掲出するための取り付け装置。正式名称を私は知りませんが、そう言えばということで紹介します。
(2004年1月11日、梅小路蒸気機関車館で撮影)
帰り道はバック運転。この顔を見ながらの旅もまた乙。
川面にシラサギ。乙だね。
昭和の時代、トンネルでは窓を閉めていました。
一方、昨今は「煙分(えんぶん)」補給という人がいるそうです。もっとも新金谷駅行き(基本、下り坂)なので、それほど煙くないということもあります。
清酒大井ぽんぽこ。知らない日本酒。一体いつの時代の広告だろう。
300mlで1000円だから、今の時代でも通用しそうなお値段。売っていたら買うなあ。