2025年2月2日(日)
午後4時25分〜 放送
ココでしか逢えない超レアな動物は、今年から見に行けなくなるかも!?
世界遺産にもなっている息をのむ美しい海は、あと75年でほぼ消滅!?
“もう見られなくなる”タイムリミットが迫る生き物や美しい光景…
なぜもう見られなくなってしまうのか?
地球上から消えゆく謎に迫ると…私たち人間の行動が深く関係していた!?
“残された時間・個体”を通し、
人間と動物の関わり方、 いまの地球の姿 について考える番組です。
大きな個体は体長3mを超え、トカゲとしては世界最大級。
インドネシア・コモド国立公園内に3500頭ほどしか生息していないとされる、絶滅危惧種。
猛毒で獲物を仕留める”生ける恐竜”は、実は存在が知れたのはほんの100年ほど前。絶海の孤島に住むその野生の姿を一目見ようと、世界中から観光客が訪れる人気の秘境スポット。
しかし昨年7月、政府は自然保護のために「今年半ばにコモド国立公園の定期的な閉鎖」を検討すると発表。詳細はまだ発表されていないが、この光景が見られなくなるかもしれない…。
そんな状況は、生息地の破壊・密猟・温暖化などすべて人間の手によってもたらされている。
世にも珍しいピンクに染まるビーチ。赤サンゴによってつくられる景色だが、それもあと75年でなくなると言われている。
世界トップクラスの生物多様性を誇るインドネシアの海は“海のアマゾン”と呼ばれており、その生態系を支えているのが「サンゴ」の存在。
1970年以降、温暖化の影響で世界のサンゴ礁はすでに50%がなくなっており、今世紀中にはほぼ死滅するという研究結果も出てきている。
当たり前に見られている青い海、色鮮やかな砂浜が織りなす大自然の絶景も、近い将来見られなくなるかもしれない…。
インドネシア・スマトラ島にのみ生息する絶滅危惧種。インドネシアのワイ・カンバス国立公園では、希少なスマトラゾウの水浴びをお手伝いできるスペシャルな体験が味わえる。
しかし、アジアゾウの中でもスマトラゾウは特に絶滅の危機に瀕しており、絶滅寸前の「CR(深刻な危機)」にランク付け。
40年前は4800頭ほどいたと見られているが、今では1000頭ほどに数を減らしている。
減少の原因は、象牙を取るための大量の密猟と農園開発による森林伐採で生息地が減少していること。食料を求め民家の近くにも出てくるようになり、人を襲撃する問題も発生。人間とゾウが衝突する事態にもなっている。
共存ができなければ、将来この光景が見られなくなるかもしれない…。