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9月28日(木) |
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屋根の上でのインタビューも何度目かになりました。
赤土とわらを混ぜただけの盛り土は、
自然のいい匂いがしました。
そんな中でも、情けないことに最後まで高いところには慣れず、
足の変なところに力が入って
取材の翌日は毎回筋肉痛に…。
そんな私にも
瓦について
浜口さんは丁寧に教えてくれました。
職人歴18年。
まわりからベテランとよばれることは
くすぐったいという浜口さん。
「瓦は日本の風土に合っているのですよ。
仕事場は、夏は暑いし、冬は寒いですけど、
この伝統を若い人に受け継いで欲しいですね。
邪魔なおばさんはどいてって言われるまで
やりたいなと思うんですけれど。」
生涯勉強だという浜口さん。
これからどんな女性でいたいですかとたずねたら
こんな言葉が返ってきました。
「いつまでも若々しくいたいですね。」
私が言うのは大変おこがましいですが、
ベテランなのに、そんな新鮮な心を持っていらっしゃるからこそ
きっとみなさんから慕われる存在なのでしょうね。
私の好きな茨木のり子さんも
同じような気持ちを詩に表現していました。
あの詩を思い出しました…。
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