12月5日(金)



最後に・・・

富美子さんは利恵さんのパネルに
このような手紙を添えました。

「利恵ちゃん、お母さんの声届いていますか。
寂しい時、悲しい時、辛い時、あなたに会いたくて空を見上げます。
親しい人に語ったという、あなたの言葉を聞いたから。
‘‘生まれ変わるとしたら、空とかになりたい‘‘

お母さんは、命あるあなたの最期の場所に行きました。
立ち去る私達を見送るように、
空に綺麗な虹がかかりました。
きっとあなたは伝えたかったのね。
‘‘私は虹の橋を渡って空にいます‘‘

何時でも何処でも空を見上げると、
あなたに会える気がします。
何時もあなたが、見ていてくれる気がするから。
利恵ちゃん、お母さんの声届いていますか。
‘‘もう一度あなたに会いたい!
 もう一度あなたの声が聞きたい!
 もう一度あなたの温かな頬に触れたい!‘‘

再びあなたに会える日を楽しみに、
しばらくこちらにとどまります。
再びあなたに会える日を楽しみに、
空を見上げて歩きます。」



様々な事件が起き、
いつ大切な人が犯罪に巻き込まれてしまうかわからない中で
突然、遺族になってしまった方々を支える活動が
求められています。

これまで7年間、
私は犯罪の被害にあってしまったご遺族の方々と
話をしてきました。

「人を救えるのは人しかいない」と
今、感じています。

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