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6年間愛用したランドセルを海外へ…同級生と協力で25個集まる 発案の女子児童「少しでも喜んでくれれば」

報道局

 

 小学校生活の6年間をともに歩んだ、ランドセル。名古屋の小学生が、海外へ送ったワケとは。

 

 『発展途上国にランドセルを寄付できるということを知り、娘がランドセルプロジェクトを立ち上げました(一部抜粋)』

 中京テレビ「あなたの真ん中取材班」にメッセージを寄せてくれたのは、愛知県名古屋市の宮原弘子さん。娘・りあさん(12)はつい先日、市内の小学校を卒業しました。

 

 卒業後ランドセルを東南アジアへ向け寄付したという、りあさん。6年間を共に過ごした相棒をなぜ手放してしまったのでしょうか。

 

 そのきっかけは2019年の夏、りあさんと弘子さんとの会話からでした。

 りあさんの通う小学校では、卒業を前に同級生どうしでランドセルに“寄せ書き”を書く慣習がありました。

「私もやりたい!」、りあさんが弘子さん相談をしたところ、弘子さんにはある記憶がよみがえってきたといいます。それは、りあさんがまだ小学校に入学したばかりのころ、満足にランドセルを手に入れられなかった同級生がいたこと。

 

 寄せ書きをしたランドセルは、クローゼットにしまい、その後捨てられてしまうのか。

 それならば、必要とする人に、再び使ってもらうことはできないだろうか――

 母親との会話の後、りあさんは自らインターネットなどで調べ、海外にランドセルを寄付できる取り組みがあることを知りました。調べていくうちに、“寄付をしてみたい!”と自らの気持ちも変わっていったといいます。 早速、この取り組みに一緒に卒業する同級生も巻き込もうと、学校でプロジェクトを立ち上げました。

 手書きのポスターを掲示し、その意義を説明。ポスターに込められたメッセージの強さは、大人顔負けです。

 そして訪れた卒業のとき。

 なんと、同級生から25個ものランドセルが集まりました。約60人いる学年の半分近くの児童が協力してくれたのです。 ランドセルを受け入れた愛知県小牧市の「エコトレーディング」によると、1度に25個という数の寄付が集まることは珍しいそう。今回集まったランドセルは、新型コロナウイルスの影響が落ち着いたころにフィリピンなど東南アジアへ送られるということです。

 

 取り組みを終えたりあさんは、「ランドセルを受け取った人が少しでも喜んでくれたら嬉しいし、最後まで大切に使ってくれると思う」と話し、これから小学校を卒業する人たちにもランドセルの寄付をぜひ考えて欲しいと話していました。

 

 

 中京テレビ「あなたの真ん中取材班」では、皆さんが暮らしの中で感じた疑問やお悩みを取材し、よりよい社会の実現を目指しています。詳しくは「あなたの真ん中取材班」ホームページをご覧ください。

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