• index
  • program
  • Locipo
  • news_weather
  • announcer
  • event
  • chukyokun
  • present
  • TVschedule

中京テレビNEWS中京テレビNEWS

投稿BOX
投稿BOX

大豆イソフラボン入りエサで“大きいウナギ”養殖に成功 2023年の商品化目指す 愛知・西尾市

報道局
特集 愛知 2020/12/04 11:00

 高価なイメージの“うなぎ”…。「もっといっぱい食べたい!」そんな願いをかなえてくれるかもしれない、“大きなウナギ”が愛知県西尾市で誕生しました。“大きなウナギ”誕生のきっかけは、美容や健康にいいとされている“大豆イソフラボン”でした。


 訪ねたのは、西尾市にある愛知県水産試験場の研究所。この研究所で研究員として働く稲葉さんが、ある画期的な発見をしました。

「思いついてやってみたら、見事に(ウナギの)“メス”ができた。その当時の上司と、すごい手をたたいて喜び合ったと記憶しています」(愛知県水産試験場 研究員 稲葉博之さん)

 実は、養殖のウナギはシラスウナギから成長させる際、何らかの要因が働き、9割以上が“オス化”してしまう傾向があります。オスのウナギは大きくなりにくく、身も硬くなりやすいため、業界では長い間、さまざまな研究が行われてきました。

 そんな中、3年前のある夜、ウナギの様子を見に来た稲葉さんは、あるアクシデントから、研究が成功していることに気づいたといいます。

「携帯電話を水槽に落としてしまって、一緒にウナギがとれて、そのウナギを開いたら“メス”だった。本当にうれしかったですね」(愛知県水産試験場 稲葉さん)

 ほかのウナギも調べてみると数匹がメス化していました。


 メス化した原因は偶然ではなく、稲葉さんが考案した “大豆イソフラボン” 入りのエサにありました。

「“大豆イソフラボン”は健康や美容にいい(と聞き)、そういった成分がメスにするのではと思い、エサに混ぜて与えてみた」(愛知県水産試験場 稲葉さん)

 特製のエサでウナギを育てたところ、なんと9割以上をメス化できるように。大豆イソフラボンがメス化に作用することがわかりました。


 メスは、オスよりも大きく育つことができ、大きくなっても身が硬くなりにくいといいます。

「大きい方でうな丼2杯はいけると思います」(愛知県水産試験場 稲葉さん)

 商用化は2023年を目指しているメスの養殖ウナギ。

 うなぎを提供する店は「メスが流通して、仕入れの価格に反映されますと、うなぎをもう少し安く提供できるのかな」と話していました。

 天然のシラスウナギが少なくなっている今、私たちが、ずっとおいしい“うなぎ”を食べていくカギは、メスの養殖ウナギが握っているかもしれません。

この記事をシェアする

中京テレビNEWSLINEで中京テレビのニュースを読む 友だち追加

最新のニュース

中京テレビNEWS トップへ