孫悟空が食べた「蟠桃」を収穫 甘い幻の桃 岐阜・高山市
岐阜
2020/09/02 11:40
孫悟空が食べたといい伝えられる幻の桃「蟠桃(ばんとう)」の収穫が、岐阜県高山市の果樹園で行われています。
蟠桃は、平らな形をしており直径8センチほど。香りが強くとろけるように甘いといいます。
中国原産の蟠桃は、小説「西遊記」の中で孫悟空が食べた不老不死の桃として描かれています。
病気や害虫に弱く栽培が難しいため、生産量は非常に少なく「幻の桃」ともいわれています。
高山市の樋口義孝さん(61)の果樹園では、30年ほど前から試行錯誤を重ねて育て、今では3つの品種を出荷できるようになりました。
今年は、長雨や日照不足のため実は小ぶりですが、8月に入って天候が回復したため去年よりも甘くなったといいます。
蟠桃の収穫は今月中旬まで続き、1個500円ほどで販売されるということです。