谷繁効果で投手陣のレベルアップ確信
〜2002年 3月11日(月)〜

 新生山田ドラゴンズが先週地元名古屋にもどってきた。 そして今季最注目の新鮮力・谷繁が遂にマスクを被った。そんな中、私は地元2戦目の対広島のオープン戦を観にナゴヤドームに 足を運んだ。そう、この日は私がドラゴンズコーチ時代に可愛がった、川上憲伸が先発予定だったのだ。この試合は非常に意味の あるもので、同一リーグの相手に川上と谷繁の新バッテリーが臨むという、今季を占う上でとても関心があった。

  『果たして谷繁の攻撃的リードで憲伸がいかに変わるのか…。』

 その答えがわかったのが広島の主砲・金本との対戦のときだった。初球からストレート一辺倒でしかも高め中心に全6球。その結果は、空振りの三振。このピッチングは金本にとってショッキングな内容だったと思う。

 それもそのはず、去年までの低め中心の攻め方と変わっていたからだ。今回の三振は対金本という点で非常に大きなものになる。なぜなら金本の頭にこの攻め方が印象づけられるから。 12球団屈指の投手陣に、谷繁のこの徹底したリードが加われば相手にとってこれほど脅威になるものはない。

 野口の故障はいたいが、谷繁のリードが投手を育てるので新しい力がでてくる可能性は高い。 谷繁&ドラゴンズ投手陣、楽しみにしたい。

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