開幕1週間前 もう一度しっかりやれ
〜2002年 3月24日(日)〜

 いよいよあと一週間で開幕する。今年のドラゴンズは故障者が多くて大変な事は間違いない。さらにオープン戦での成績を残すことができなかった。山田監督にとっては苦しくて夜も眠れないだろう。 このままでは選手たちは暗い雰囲気のなかシーズンに入ってしまう。だからこそこの一週間が大切である。 もう一度選手たち個人個人が自信をもってシーズンに望めるようにしっかりとバットを振り込む。 投手陣は投げ込みを行う必要がある。
これは、プロとして当然の仕事である。開幕したときにお客さんに暗い顔だけは見せてはならない。今年はなにかが違うというところを最初から見せつけなければ・・・ 。

それから開幕投手だ。今の状況から考えて山本昌しかいないだろう。彼はベテランだから開幕戦といえども 140分の1としか考えられないだろう。それは今までの経験からそれなりに自分のペースで仕上げてくるからなにも心配はないだろう。

ただ僕が言いたいのは開幕投手というのは、そのシーズンの軸となる投手にやってもらいたいと僕らコーチの時はいつも考えていた。今年のドラゴンズでいえば野口であり川上である。 僕が2月のキャンプを見たときには仕上がりは例年以上によかったと思う。それが何で開幕一週間前には こういう状態になっているのかコーチやトレーナーに考えてもらいたい。「絶対に無理があったんだろう。」と僕は思う。選手それぞれ体力や実力が違う。同じようにやっていては 駄目である。コーチやトレーナーに必要なのは監督が使いたい選手をいつでも使えるように準備できるかどうかしかない。残り一週間、そのことをもう一度よく考えて選手たちの調整をするべきだ。

今の状態を考えるとジャイアンツとタイガースがいいスタートダッシュをきることは間違いないだろう。 この苦しい状態を乗り切るためにはベテランの紀藤が軸に入れるかどうか。そして、好調の福留をいかせるか!! 選手たちにはとにかく明るい顔で開幕戦にはでてきてもらいたい。

バックナンバー