先発ローテ期待の新戦力・山井大介
〜2002年 5月13日(月)〜

 5月8日、対巨人3連戦の3戦目に期待の即戦力ルーキー・山井大介がプロ入り初先発し、重量打線を相手に5回3分の1を投げて内野安打1本に抑える好投を見せた。巨人はまたしても《初モノ》に負けたのである。これは山井に関するデータが不十分なためで、その場面でどういった投球をするのかが分からないので打てなかったのである。もちろん山井の投球も素晴らしかった。140km/h台後半のストレートと100km/hをきる変化球をうまく使った投球は見事、この50km/hの差は打者には効果大だ。この日見せた投球をすれば今後十分先発ローテの一角を担ってくれるに違いないだろう。

 さて、そんな山井だが『何故もっと投げさせなかったのか』疑問に思う人がいたかもしれないが、私がピッチングコーチだったらやはりあそこで代えていただろう。初先発というのは精神的にもかなり疲れるため早い回で交代させて正解、小笠原のときもそうだが、次の登板からイニングを増やせばいい。しかも、続投させてもし打たれたらショックが残る。自信をつけさせた方がチームのためにもなる。

しかし、そうはいっても次の登板で真価が問われるのは言うまでもない。先発ローテの新戦力・山井大介の次回登板に注目したい。

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