些細なミスが勢いを止めた
〜2002年 5月26日(日)〜

8連勝のあと4連敗(26日現在)。連勝中の勢いはどこかへ行ってしまった感がある。その原因は何か?答えは簡単《些細なミス》に尽きる。
連勝を止めた22日のヤクルト戦。クリーンアップの活躍で3点差を追いつき、そして突き放すチャンスが7回に訪れた。相手のミスで広げた1アウト3・2塁絶好の勝ち越しの場面、打者福留の当たりはライトへの低いライナー。しかし、これがいい当たりだったために飛び出した3塁ランナーは帰塁できずタッチアップができなかった。結局この回得点できずに連勝が止まる結果となった。
私が言いたいのはあの場面、確かに難しかった当たりなんだけど、ランナーには3塁に立ったときから、その時の野手の位置などの状況、そして打者が打ってからの打球の方向や勢いといったあらゆる場面の想定をあらかじめしておいて欲しかった。そうすれば連勝の勢いを無くすことはなかったと思う。
その翌日も同じ。終盤中継ぎで登板した遠藤は先頭打者の初球不用意に入ってヒットを許し、リズムを崩して同点に追いつかれた。3点のリードがあったにも関わらず逆転負けしたのもそんな《些細なミス》が発端だった。
しかし、長いシーズン連勝連敗なんてのはいくらでもあるし、ミスで負けるゲームも多々ある。私が現役時代ONのミスで負けたことだってあるんだし、彼らの活躍で勝ったのももちろんたくさんある。野球なんてそんなものだ。
幸い、ドームで山田監督を訪ねたときその表情に深刻さはなかった。彼もそういったところはよく知っている。
今週は地方(仙台)でのゲームになるので、気分が入れ替えやすい。今一度《些細なミス》に注意してそれを無くし、あの身震いするような勢いを取り戻してもらいたい。

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