ドラゴンズ7月反攻のキーマンは…?
〜2002年 7月1日(月)〜

6月を終えた時点で貯金を無くし、振り出しに戻ったドラゴンズ。正念場となる7月、カギを握るのは《川上憲伸》といえる。今の戦力で白星の計算がたつのは正直な話、川上しかいない。今、バンチは研究されているから前程の期待ができないのが現状で、川上が勝つことによって生まれた勢いに誰かが便乗し1勝すれば3連戦の勝ち越しが決まる。負ければその逆になるので、川上には奮起してもらいたい。

ただ問題は、私がコーチをしていたときに比べると肩の筋力が落ちているように思える。だから、最近立ち上がりから飛ばしたとき、終盤につかまるケースが多く見られる。この辺りはシーズンを終えてからの課題になってくるので、今は継投を考えて最低5回をメドに投げてもらいたい。登板間隔にも制限がでてくるので川上が投げるときには必ず勝ってもらわないと苦しくなってくる。自覚をもって投球してもらいたい。

最後に一言、今のドラゴンズには《1点を取る難しさ・1点を失う怖さ》が分かっている選手がいないように見受けられる。1点の大事さをよく考えてプレーすれば7月反攻も見えてくるに違いない。

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