野口の秋季キャンプとは…
〜2002年10月22日(火)〜

エース野口の故障…。

シーズン開幕前の山田監督にとって最悪の出来事だったに違いない。その後何度『野口がいれば…』と思ったことだろう。 しかし山田監督は新たな戦力でAクラスを勝ち取った。見事だと思うし、来季への自信もついたのではないだろうか。そんな中、終盤野口が帰ってきた。そして5試合に登板、2勝を挙げた。これも来季を見越した上で重要な登板だった。全力ではなく、80〜85% 自分のペース で投げていたのは『さすが』といったところか。

その野口が迎える秋季キャンプ。言うまでもなく 大切なキャンプ となる。 ここで、故障した箇所=ヒジの補強をしっかりしておかないと野口の来季はない。しっかり鍛えて、ヒジを使って全力で投げられるようにしないとまた故障する可能性がある。 また、そういう不安をなくすためにもしっかりやっておいて欲しい。ただ勘違いして欲しくないのは、鍛えるといってもブルペンで投げ込むのではなく、 肩やヒジの回りの強化 に重点をおいた練習をしなくてはいけない。 例えば、遠投やラケットスイングである。

もちろん、それに見合う下半身の強化も怠ってはいけない。 思いきり投げ込むためには、強い下半身がなくてはならないからだ。

故障をした選手はそのオフ一時たりとも休んではいけない。そういう点で見習うのは、ジャイアンツの工藤。 彼なんかは全く休まなかった。そのおかげで故障した翌年でも十分な成績を残すことができている。 是非、見習ってもらいたい。

まあ、そうはいっても私の知る限り、野口は黙っててもやる選手。心配なのは、逆にやり過ぎなのかもしれない。

野口の全力投球が、今から楽しみだ。

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