2006年・ドラゴンズのカギ握る主力4選手
〜2006年1月27日(金)〜

ドラゴンズにとっては捲土重来、ペナント奪回を懸ける2006年だ が、スポスタでは年始から3週連続で主力選手がゲストに来てくれた。

まず1月8日は、井端選手が登場。チーム唯一の全試合出場を達成し、 打っては3割2分3厘の高打率。しかも鉄壁のショート守備で2年連続ゴールデングラブ賞獲得と、まさに申し分のない活躍だった。だが、やはり特筆すべきは得点圏打率(ランナーが2塁か3塁にいる状況での打率)の高さだろう。12球団唯一の4割台(.408)。ということは、チャンスで井端に回れば、半分近くは点を取ってくれるということである。今季から3番抜擢の声もあるが、この勝負強さを生かし、私はむしろ5番を打たせたいと思う。広角に打てる技術を持ち、粘り強いバッティングが出来る井端は相手投手にとってもかなりの脅威だ。更なる飛躍を期待したい。

そして15日は、今季2年目を迎える同期生コンビ、中田・鈴木投手が揃って来てくれた。ルーキーながら先発・中継ぎの柱として活躍した2人の存在がなければ、去年のドラゴンズ投手陣はどうなっていたことか。今年は真価を問われる年だが、それぞれ去年の反省を生かし、きちんと自主トレを積んできたようで、こちらも期待していいだろう。去年は中田が8勝、鈴木が5勝を挙げたが、今年は「2人で20勝」を目標に頑張ってもらいたい。

22日は、野球世界一決定戦・WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本代表に選ばれた福留選手が生出演。出場を辞退した松井秀喜の代役で選ばれる形になったが、オリンピックで2度メダルを獲得、国際舞台での経験も豊富な福留は必ずや日本代表の要として活躍してくれるに違いない。注目は、彼が初めて王監督の下でプレーすることである。私は、王監督とはジャイアンツ時代から長い付き合いだが、王野球の本質は「緻密な野球」である。スラッガー揃いのソフトバンクではそれが発揮できないが、状況に応じたクレバーなバッティングが出来、なおかつ走攻守3拍子揃った福留が手駒に加わったことで、王監督も心強く感じていることだろう。3月開催で、確かに調整面で難しい部分はあるが、本人も意欲満々だったし、是非とも世界一を目指して頑張って欲しいと思う。この経験は必ずペナントにも生きるはずだ。

いよいよキャンプインまであとわずか、今後も番組では選手たちに密着、中身の濃い最新情報をどんどんお届けして行くつもりなので、乞うご期待。今年もスポーツスタジアムを宜しくお願いします。

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