「廿日市・大竹」とはどこでしょうか?
廿日市市(はつかいちし)=広島県廿日市市。広島市の西に隣接する町というより、日本三景の一つ「厳島(安芸の宮島)」のある町、世界遺産「厳島神社(いつくしまじんじゃ)」のある町と言ったほうが、分かり易いかも知れません。
大竹市(おおたけし)=広島県大竹市。山口県との県境の町。
その2つの町の昭和の時代の思い出の写真集が名古屋の出版社/樹林舎から刊行されました。
その中に2022年7月23日の拙ブログ
https://www.ctv.co.jp/tekken4/article/dcxd6m8aclapx3z1.html
「広電宮島口駅。」で掲載した写真を提供させていただきました。
樹林舎さんは名古屋の出版社ですが、こうした全国各地の昭和を中心とした写真集を出版しており、そのためNPO法人名古屋レール・アーカイブスにも時折、「○○地方の昭和の写真はありませんか?」との問い合わせを頂き、協力をさせてもらっています。
写真1枚の提供で、高価な一冊の献本は心苦しいのですが、写真提供者への敬意をとても感じ、嬉しく感じています。
ところで樹林舎さんのこのシリーズですが、私が足を踏み入れたことが無い町ばかりです。にも関わらず毎度の事ながら懐かしい気分で見ています。表紙写真の様な私が育った昭和30年代、40年代の昭和が、場所は違えど生き生きとして伝わってきます。地元の写真集でなければ、きっと手にすることはありませんが、何が言いたいかと言えば「写真の力」です。例えば上の「宮島駅」の写真ですが、これは広島県の地方都市の私鉄の駅のスナップです。私にとっては「行ったことがある場所」ですが、この写真を見るときの気持ちは「私の思い出の一コマ」というよりは場所にとらわれない「昭和の懐かしさ」です。
2022年7月12日の拙ブログで、同じ樹林舎さんから8月に発行される《名古屋市営交通100周年写真集 『なごや街と交通の一世紀』》の案内をしましたが、こちらもそんな「昭和の懐かしさ」が満載です。さてどんな名古屋の昭和に出会えるか、今から楽しみです。