12月22日(金)



亡くなった男性の母親は、
息子の為・・と藁をも掴む思いで「アイメンタルスクール」に助けを求めました。

公判後、私はご遺族にお話を伺いました。

お母さんはどうしてこの施設に息子を預けてしまったのかと
ご自身を責めていました。

実際に、自分の子どもが引きこもってしまっても
現状では親がどこに相談していいかわからないことが多いといいます。

その子に合った対処は何なのか?
その子が求めている支援は何なのか?
専門家のカウンセリングが必要という声も上がる中、
施設のあり方が問われています。

今回の事件をきっかけに
愛知県では引きこもりを支援する様々な団体の情報を
HPに載せたり、
行政と支援団体が連携して支援するシステムを作るための
話し合いをもつなど
少しずつ動き始めています。

杉浦被告は
先日、期限間際で控訴しました。
今後、この事件は高裁の場で争われることになります。

今回の事件が残したものは何だったのでしょうか。
事件が解明されるにつれて浮かんできた社会的問題。
報道機関としてだけではなく、私いち個人として
そこから目を逸らすことはできません…。

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