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2月6日(金) |
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富美子さんの意見陳述。
法廷では強い口調で3被告に対する思いを話しました。
「娘は何もしていないのに
何も言えずに死んでいきました。
犯行後お互いに「お疲れ様」と言ったそうですね。
「お疲れ様」とは仕事を終えたときにいう言葉です。
あなた達は人の命を殺めても、単なる作業でしかすぎなかった・・・。」
そして法廷で利恵さんへの想いを語りました。
「31年間、ずっと一緒にいましたね。
家のどこを見てもあなたとの想い出があふれています。
娘との時間は止まったままです。
私は生き続けていますが
あなたと二度と話すことも出来ません。
変わり果てた姿を思い出すと、ひとりで声をあげて泣いています。
事件前は笑って食事にも行きました。
今はテレビを見ても何をしても笑うことができません。
娘は私の今の生活を想像できないでしょう。
ひとり、ぽつんと世の中にとり残された感覚です。
最愛の娘を奪われたのと同時に
私も殺されたのです。
利恵ちゃん、
お母さんは、娘としてだけでなく
人間として、あなたを誇りに思います。
最後まで生きることを諦めなかった。
どれほど悔しかったでしょう。
楽しかった想い出を大切にして
これからの人生をいきていきます。
利恵ちゃんが娘であったことを誇りにして。
お父さんと一緒に見守ってください。
いつか笑って逢える日を待っています。」
法廷内にすすり泣く声が響きました。
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