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様々な困難を乗り越えてきた西川さんは レースを自己満足で終わらせるのではなく、 同時に社会貢献をしたいと思っていました。 そこでTVで見た難病の女の子、 山下みらいちゃんの手術のために レースで募金をすることにしたのです。 みらいちゃんは生まれながら 腸にまったく神経のない難病で、 唯一助かる手段はすべての腸移植しかありません。 その手術には、１億４６００万円必要なのです。 そんなみらいちゃんに対して 西川さんはこう感じていました。 「私がこんな大きな国際レースに参戦できるなんて、 １％の望みもなかった。 でも、頑張ってやってきたら、今、１００％出られることになった。 だから、生まれたとき、生存率が１％くらいしかなかったみらいちゃんにも １００％生きられるようになって欲しい」 みらいちゃんと自分を重ね合わせているようでした…。 レース当日は レースクイーンに募金箱を持ってもらうことも。 車体に貼られたステッカーは 西川さんのデザイン。 みらいちゃんと一緒に、走るのです。
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