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KEYWORD OF 2012

  • 【オードリーさん、ぜひ会って欲しい人がいるんです!】
    「番組名からすぐに内容が分かったほうがいい」という、ブレーン中野氏の考えからこのタイトルに。タイトルが長いことから、テレビ業界では珍しい縦書きの番組ロゴになった。
  • 【オドぜひ】
    「番組が愛されるには、呼びやすい略称があったほうがいい」という当時のスタッフが考案。当初は「なんかダサくない?」と言い合っていたが、思いのほか定着した。
  • 【セット】
    当初のコンセプトは「男子校の部室」だったが、初代チーフプロデューサーが、「テレビのセットはキラキラ・ゴチャゴチャしてるのが好き」ということで今のセットに。ヴィレッジヴァンガードで小物を買いそろえた。
  • 【客入れ】
    番組スタート時、収録時に観覧のお客さんを入れるか入れないかでスタッフの意見が割れた。事前の打ち合わせでオードリーにも意見を聞いたが「それは皆さんが決めてもらえば…」と言われ、結局観覧はなくなった。
  • 【コメントスーパー】
    テレビでは常套手段である、出演者のしゃっべった言葉をなぞり強調する「コメントスーパー」。実は放送第1回・2回にはコメントスーパーがついている。これもつけるかつけないかでスタッフの意見が割れていたのだが、この2回の放送を見て「やっぱ邪魔だよな」と全員の意見が一致したため、第3回からは無くなった。
  • 【番組BGM】
    番組の色が出る重要な要素の一つが、番組内で使われる音楽。現在はオリジナルの楽曲が使われているが、スタート時に主に使われていたのはアメリカのシンガーソングライターであるトム・ウェイツの曲。ちょっと怪しい雰囲気の曲で番組の世界観を構築していた。
  • 【画面下のスーパー】
    番組内容とは関係ないことや、どうでもいい情報を表示している番組画面下のスーパー。これはかつてあった雑誌「噂の真相」のページの端に書かれていた「一行うわさ」を参考に作られた。基本的には50秒前後で内容が変わり、編集を担当するディレクターが頭を悩ませながら考えている。
  • 【ぜひらー】
    番組に出演していただいた方のことを「ぜひらー」と呼んでいるのだが、これについては誰も確かな記憶を持っておらず、おそらく若林さんがどこかの番組内で言ったのではないかということしかわかっていない。
  • 【放送時間】
    2012年4月から始まった番組だが、当初の放送時間は毎週土曜日の深夜0時50分から1時20分。つまり20分だけ「オードリーのオールナイトニッポン」とかぶっていたのだ。その後放送時間は、様々な事情で様々な変遷をたどることになる。
  • 【ナレーター】
    現在は「声がエロイ」という理由で選ばれた中京テレビのアナウンサー・望月杏夏が担当しているが、当初は中京テレビの男性アナウンサーの中でも100の声色を持つと言われていた藤井利彦が担当していた。現在藤井は報道局に勤務しているため、その声を聴くことは無くなってしまったのは残念。

KEYWORD OF 2013

  • 【イベントごと】
    番組も2年目に入ると、盆オードリーの普及や学園祭参加の依頼など、ぜひらーがイベントに呼ばれることが増えてきた。そこで「オドぜひエージェンシー」を組織し、様々なイベントに」素人であるぜひらーを派遣。東海地方での知名度が徐々に上がってきた。
  • 【盟友・スギちゃん】
    若手時代オードリーとお笑いイベントに参加したりと、実は付き合いが長いスギちゃん。芸歴はスギちゃんの方が上なのだが、なぜかこの番組内ではオードリーのおもちゃのように扱われている。抜群の相性の良さで、今もオドぜひには欠かせない存在なのだが東京の番組ではなかなか共演している姿を見ないのは残念である。
  • 【増える小物】
    実は番組セットに置かれている小物は、増えている。この年は「元ドラフト候補・林さんが使っていたバット」「オードリー・市野瀬アナ・覚前さんの木彫り人形」などなど。ちなみにYouTubeのチャンネル登録者数10万人記念の銀の盾も、セット内に飾られている。
  • 【入れ替わるスタッフ】
    番組2年目にもかかわらず、立ち上げ当初のプロデューサー・ディレクターはかなりの人が入れ替わっている。現在まで変わらず番組にいるのは、出演者のオードリーと演出・プロデューサーの富田だけである。オドぜひはぜひらーにとっても、スタッフにとっても踏み台なのである。
  • 【ロケもの】
    2013年度下期は、番組後半にロケVTRを放送することがあった。疇地さんの滝行や覚前さんの草野球など、ぜひらーが何の見返りもなく体を張ってくれた。スタッフもオードリーも、たまには息抜きで地方ロケがしたいと思っており、その後地方ロケの夢は実現することになる。
  • 【ニートブーム】
    元ドラフト候補の林さん、ギャルが好きな疇地さん、なめられやすい覚前さんという強烈なぜひらーに共通していたのが「ニート」だということ。そして番組では空前のニートブームが吹き荒れることに。オードリーも初めて会うぜひらーに、「働いてる?」と聞いてからトークを始めることも。またニートの事を番組では「N(エヌ)」という。
  • 【ラオウ】
    番組のセットをデザインした美術スタッフ。ガタイの良さと、その強面からスギちゃんが「ラオウ」と命名。覚前さん出演時に椅子を踏み潰したことで、その強さが本物であることを証明したが、風邪をひきやすくすぐ熱を出す。
  • 【年末特番】
    2013年度に初めて放送し、2016年度まで生で放送された。その後2019・2020年度は放送が無かったが、それ以外は収録したものを放送。特に2021年度はほぼ全国で放送され、ティモンディ・スギちゃん・TAIGAという番組所縁のゲストが出演した。
  • 【雪】
    スタジオでのトーク番組であるオドぜひだが、疇地さんの雪山滝行ロケ以来、なぜか雪山に行くことが多くなっていく。2014年度の年末SPは岐阜県郡上市の雪山、2016年度の年末SPは長野県戸隠の雪山と、より雪深い所へとエスカレートしていく。
  • 【食事会】
    オードリーだけでなくスタッフも人見知りであるため、みんなで食事会ということが10年間ほぼない。しかも歴代スタッフの中でお酒が飲める者も少なく、ソフトドリンク中心の飲み会で、2次会に行くという事もほとんどないという地味な会である。

KEYWORD OF 2014

  • 【深夜のバラエティ番組】
    深夜に放送されるバラエティ番組は、視聴率はもとより番組の将来性を計られたりと、短命に終わる番組も多い。そんな中10年続けることができたオドぜひ。それもひとえに、クチコミを送ってくれるぜひらーの皆さん、そしてぜひらーの面白さを見抜くオードリーのおかげだと感謝しています。ただ毎年改編の時期はドキドキしますけど。
  • 【1放送で2ネタ】
    オドぜひの初期のころは1放送でぜひらー3組が平均的であった。ところがこのころから金光さんの「調味料で打順を組む」のような、大ネタを持ったぜひらーが来るようになってきた。そして現在のオドぜひは1放送2組が平均的。どちらがいい、悪いという話ではない。出オチであっても輝きを残すぜひらーがいるところが、オドぜひの面白いところだと自負している。
  • 【チェリーブーム】
    ニートブームやマッチョブームなど、オドぜひには時にブームを巻き起こすような突風が吹くことがある。2014年度は間違いなくチェリーブームの年であった。決して人生の勝ち組にはいないであろう人たちが集まってくるこの番組。それは若林さんが言う所の「地上波の果ての番組」という、オドぜひが持つ不思議な磁力のせいなのだろう。
  • 【アナウンサーの新形態・市野瀬】
    アナウンサーと言えばその仕事は「物事を正しくわかりやすく伝えること」であり、その本人も「品行方正であり、感情に左右されず冷静な人」というイメージがあるのではないか。その意味で、市野瀬アナは真逆である。感情をあらわにし、時に本気で声を上げ、アナウンサーならやらないこともやり切る。そんな嘘のない姿がオドぜひでは共感を呼び、今までにないアナウンサーの革命児だったと思う。そんなアナウンサーの新形態は、2014年度ごろにはすでに確立していた。
  • 【ぜひらー同士のつながり】
    実はこの年の6月、ぜひらーの疇地さん、覚前さん、村瀬さんの3人が飲み会をやったという報告をする回があった。この3人はオドぜひ出演をきっかけに連絡先を交換し、仲良くなったという。このように、ぜひらーが意気投合し、プライベートでも会うという事があるらしいのだ。しかしぜひらー同士で結婚したという話は、今のところ聞いていない。
  • 【阿弥陀ケ滝②】
    阿弥陀ケ滝といえば、夏になると涼を求め多くの観光客が訪れる人気の観光スポット。実は滝へ行くその道中に、夏の間だけ営業している「流しそうめん」が名物のお店がある。番組では冬にしか行っていなかったが、その後夏の阿弥陀ケ滝にもロケに訪れた。そして右京くん親子とともに、本物の流しそうめんを食べたのだ。
  • 【失敗、即退場】
    スタジオで何かをやり、失敗したらすぐに帰らされるぜひらーは数多い。この年は「辛いものが食べられる」という男性が、見事失敗。すぐに帰らされている。他にも番組の鬼門と言われる「利きシリーズ」に出演したぜひらーも、即退場の憂き目にあっている。その一連が面白いため、オドぜひではチャレンジ物は成功ではなく失敗を期待してしまうという良くない流れが出来上がってしまった。
  • 【伊倉さんの下処理】
    ふんどし一丁が正装の伊倉さん。実は初めての出演では、ふんどしの隙間から局部が見えていたため収録を一時中断。ちゃんとした前張りが無かったため、ガムテープを張って局部を隠すという下処理が行われた(その模様も放送した)。以後伊倉さんの出演時は、光る棒とガムテープが必需品となり、今もガムテープによる下処理を行い収録に臨んでいる。
  • 【土曜日0時50分~1時20分放送】
    オドぜひは番組スタートから2014年度3月までの3年間、毎週土曜日の深夜0時50分から放送していた。今思えばオードリーのオールナイトニッポンと時間が被っていたのである。そして2015年度からは夜11時30分からと、業界的には昇格することが決定。当時スタッフは「これはゴールデン進出もありえるな」などと、夢のようなことを語り合っていた。

KEYWORD OF 2015

  • 【放送時間が変わる】
    番組にとって放送時間が変わるという事は、大きな出来事である。特に変更1発目の放送は、今まで見ていなかった方からも注目されるという事で、ネタ選びも慎重になる。しかし「オドぜひ」は皆さんのクチコミからしか番組が作れない。操作の仕様がないのだ。結局今回の時間変更1発目のネタは「白目ができているか見てほしい」という奇妙なものだったし、ほぼ全国放送になった1発目は「伊倉のお祝いクイズ」だった。
  • 【ニュース原稿読み】
    アシスタントの本職はアナウンサーであり、普段はニュースを読むこともある。そこでオドぜひでは、市野瀬アナがニュース番組風原稿読み遊びが流行。その1発目は5月16日放送での「タレントの春日俊彰さんが失踪しました。」だった。これは2代目アシスタント磯貝アナにも継承されたが、3代目阿部アナはまだ読んでいない。
  • 【大林のTシャツ】
    春日の大ファン・大林さんと言えば、「春日を倒す!」という思いが込められたモハメッド・アリのTシャツがトレードマークになっており、収録ではいつも同じTシャツを着ている。しかし7月18日、当時春日さんがボディビルのDVDを出したときのお祝いで出演した時は、唯一違うTシャツを着ているのだ。オドぜひ豆知識でした。
  • 【名古屋のグルメ】
    2015年度はグルメにまつわる企画がいくつかあった。ところが、オドぜひスタッフは情報番組とは縁のないものが多く、グルメの情報に無知な者ばかりであった。ところがこの後、グルメに無知な当時のディレクターの1人が中京テレビの大人気グルメ情報番組「PSゴールド」に移籍。今ではチーフディレクターとして活躍しているのだ。やればできる。
  • 【春日さんの彼女】
    50歳で初恋の相手の青豆さんと結婚した回でのこと、若林さんが「春日は10年以上彼女がいない」という話をふった。それに対し笑いながら「そうだねえ」と言っていた春日さん。今思えばこの時すでに、春日さんはクミさんと交際真っただ中。逆に若林さん1人が悲しい生活を送っていたという事になる。恐るべし、春日さん。
  • 【サンテレビ】
    KBS京都に続き「オドぜひ」を放送してくれた、神戸のテレビ局。実はこれで「オドぜひ」は関西圏でほぼ見られることになったのだ。今でも覚えているのはサンテレビでデザインなどの仕事をしていたスタッフさんが「オドぜひのタイトルは縦書きなのが凄い!」と褒めてくれたこと。確かに縦書きのロゴってあまり無いよなあ。縦書きにしてよかった~。
  • 【若林さんのふり】
    「オドぜひ」では最後の一言などを、春日さんではなくあえて若林さんにお願いすることが多い。理由は困りそうで面白いから。「おもしろいですよ~」とカメラにおどけた顔をするのも、サンテレビの視聴者さんに一言お願いしますのふりから生まれたもの。その後、VTRふりも「オドぜひ」では若林さんが担当。「ヨーイ、ハア~クションンン」もその中から生まれた。さすがセンス芸人である。
  • 【AD植田くん】
    番組にもたびたび登場していた、当時のAD植田くん。以前は瓶工場に勤務していたが番組を作りたいとテレビ業界に転職した異色の経歴の持ち主である。愛されキャラで、オードリーはもちろん、スギちゃんとも仲良し。その後ディレクターに昇進し、現在は他の局で働いているという。どこへ行っても愛されているだろう。
  • 【地上波の果て】
    年末SPを前に、誰をゲストに呼ぼうかという事を議論した12月26日の放送。この年話題になったそうそうたる芸能人の名前が挙がるなか、若林さんが言い放ったのが「来るわけないだろ!こんな地上波の果ての番組に!」であった。それを聞いていた全員が「確かに!」と納得。今やほぼ全国で放送されている「オドぜひ」だが、それでも「地上波の果て」の番組であることは変わらないだろう。
  • 【海】
    雪山も海も体験したスタッフが口をそろえるのは「海のほうがつらかった」ということ。その要因は遮るものが何もない風であった。そこで翌年の年末SPは、再び雪山に向かうことになるのだが…。より雪深い雪山を求め、長野県へ。そしてゲストにはあのレジェンド芸人が。そして事件は起こった!この続きは、来月詳しくお話しよう。

KEYWORD OF 2016

  • 【放送エリア拡大】
    中京テレビ(愛知・岐阜・三重)のローカル放送からスタートしたオドぜひ。その後京都、兵庫と着々と放送エリアを広げてきたのだが、2016年度には新潟、長野、熊本とオドぜひが見られるエリアが拡大した。このころから本気で「目指せ!全国制覇!」を目標に掲げたのだが、具体的に動いていたのは東京支社の番組販売担当者。同じ局内とは言え、それまであまり絡むことが無かった部署。しかし当時のプロデューサーが、かつて東京支社にいたこと。番組販売担当者がかつて別の番組で仕事を教えていたADだったことなど、オドぜひスタッフは「売ってきてくれ!」と圧力をかけやすい立場にあった。
  • 【市野瀬アナのママ】
    猛獣・市野瀬アナを生んだ親はどんな人なのだろう?それは思わぬタイミングで明らかになった。オープニングトークで新潟での放送が決まったという事を話していた時、若林さんが「イッチーのお母さんに報告しようよ」と言い出したのだ。そこで急遽、その場でお母さんに電話。それはそれは上品な話し方をされる方であった。唯一注文されたのが「下ネタはあまり話さないでほしい」ということ。しかしその忠告は守られることはなかった。新潟ロケで実際にお会いした時は、帰りにスタッフ全員に地酒のお土産を頂いたりとお世話になりっぱなしだった。
  • 【スーパー人間の技】
    彗星のごとく登場したスーパー人間。2016年度だけでも、「ぐるぐるバットジャグリング」「ポン酢糸こんにゃく」「ビリビリマシーン牛乳飲み」「無酸素オセロ」「目隠しプラレール掴み」など、様々な技を見せてくれた。しかし我々スタッフは密かに思っていた。「本当は壮大なコントをやっているんじゃないのか?」そう、どこまで本気なのか分からなかったのだ。そう思った発端となったのは「ビリビリマシーン牛乳飲み」をやったときに事。スタッフからは何も指示は出していなかったのだが、彼はこぼれた牛乳が目立つ「黒いTシャツ」を着てきたのだ。それは彼の計算だったのか?真相は今も闇の中である…。
  • 【ロケ】
    2016年度は中継も含めロケに出ることが多かった。普段スタジオの中にいることが多いスタッフは、外に出られる!とついついはしゃいでしまう。ロケは基本的に2台のカメラで撮影している。番組の中でも話されたことがあるが、春日さんは撮影直前に「トイレに行ってきていいですか?」と聞いてくる。若林さんは本当に、カメラが回っていないところでは言葉を発することはない。
  • 【編成担当者】
    各局の編成担当者の方は、オドぜひとオードリーが好きだという方ばかりである。中にはガチファンという方もいて、オドぜひを買ってくれたのはその局の総意というよりは、担当の編成マンの個人的な趣味なのではないかと思う事もある。ただ共通しているのは「テレビが大好き」という思いである。そういう編成担当者に好かれる番組になることが、長く続く秘訣なのかもしれない。
  • 【旧社屋】
    かつて中京テレビは、名古屋駅から車で約40分の昭和区高峰町という所にあった。名古屋のテレビ局の中で、最も中心部から離れたところにあったテレビ局である。周りは住宅地で、建物は3階建て。斜面に建てられていたため、迷路のような構造だった。色々なタレントさんが「中京は遠い」と言い、若林さんは「こんな低い放送局、見たことない」と言っていた。2016年、この旧社屋から今の社屋に中京テレビは引っ越したのだ。
  • 【新社屋】
    現在中京テレビは中村区平池町、名古屋駅から車で約5分の所にある。一気に名古屋駅から最も近いテレビ局になり、建物は11階建てになった。その3階にあるBスタジオでオドぜひは収録している。周りには映画館、オシャレなビル、大学などがあり、ささしまライブなどと言われている。私は「中京テレビは旅館からホテルになった」と思っている。ここで2016年10月からオドぜひの収録が行われることになったのだ。
  • 【ロケハン】
    ロケハンはロケーションハンティングの略で、要はロケをするためのリサーチ・下見である。新潟や長野には、名古屋から車で行った。おじゃまする局の方に挨拶すると、まず聞くことは「美味しいお店教えてください」である。時間が空けば必ず行くのが現地のレコード屋さんなのだが、興味のないスタッフからは文句を言われる。ただの旅行じゃんと思ったかもしれない。大間違いである。うまくいかないロケハンほど辛いことはないのである。
  • 【雪】
    とことん雪が好きなオドぜひスタッフ。2016年の年末SPでは、ついに長野県戸隠まで行くことになった。分かったことは雪の現場で最強の服は、「胴長」と言われるゴム製の胸まである長靴だということ。特に長野の現場には川もあったので、これが無かったら仕事にならなかっただろう。更に長野には大量の土のう袋を持ち込んだ。行きも帰りもロケバスの中は土嚢袋で占領されていた。1番辛いのは撤収。番組が終わってから朝方まで、極寒の中で作業をしなければならない。それでもまた行きたい。
  • 【アシスタント代理】
    市野瀬アナの番組での肩書は「アシスタント代理」であった。正ではなく代理である。というわけでこの年の年末SPでは、その座を賭けた戦いが行われていた。勝利したのはテレビ新潟の大平アナウンサー。実は2016年度最後の放送は、大平アナがオドぜひのアシスタントを担当したのだ。もちろん市野瀬アナは、終始ご機嫌斜め状態。結局この代理という肩書は、市野瀬アナが番組を卒業するまで取れることはなかった。

KEYWORD OF 2017

  • 【出張ロケ】
    番組のセットを旅館の大広間に建てこむオドぜひの出張ロケ。実はここに思わぬ苦労があった。それが畳。セットを立てるため、傷つけないよう広間の畳を全てはがすのである。ところがそれを元に戻そうとすると…ハマらないのだ。実は畳や床にもわずかなゆがみがあり、適当に戻すと戻らない。そのため畳の裏には番号が振ってあり、その番号通りに戻していかなければ元通りにはならないのである。関係者の皆さん、お気をつけください。
  • 【24時間テレビ】
    土曜日に放送していたこのころ、24時間テレビの放送がある週は番組がお休みになる。そしてスタッフも、オードリーも24時間テレビのお手伝いをしていた。オードリーが出演していたのは、主に中京テレビだけで放送していた通称「ローカル差し替え」という枠。名物となっていたのは、春日さんとスギちゃんが様々な募金会場を周って中継するというコーナー。2人が肩を組みながら登場するあの姿は、実に華があった。
  • 【遺恨を残すロケ】
    オドぜひが他の局の方とロケをすると、迷惑をかけてしまう事が多々ある。その原因は、スタジオを飛び出したことで浮かれて調子に乗るからであり、我々が100パーセント悪い。しかし少しだけ言い訳しておくと、実は他の局の方の中に必ず熱狂的なオードリー好きがいるのだ。その方は「ガンガンやっちゃってくださいよ!」なんてことを言うから、我々も調子に乗る。ところがフラットな偉い人がそれを見て、苦い顔をする。これがオドぜひがロケで遺恨を残しがちな理由である。
  • 【ストレンジなミュージシャン】
    「t9n」「ひろやー」「Flying Doctor」「虹色侍」など、オドぜひには一癖も二癖もあるミュージシャンぜひらーが多数出演してくれている。ストレンジな音楽が好きなスタッフは嬉しい限りである。オドぜひの番組内で使っている曲も、様々な民族音楽からインスパイアされたオリジナル楽曲である。ガムラン、ムエタイの入場曲、アイヌの口琴など、そんな番組のBGMにも注目してほしい。
  • 【賞】
    この年オドぜひは「GYAO!第2回ご当地テレビ大賞Yahoo!映像トピックス賞」を受賞し、トロフィーをいただいた。。後年YouTubeのチャンネル登録者数10万人達成で銀の盾もいただいた。会社の中で何かで表彰され、賞状もいただいた。で、それらはすべて番組のセットの中に飾ってある。褒められることが少ないので自慢したいのだ。皆さん、探してみてください。
  • 【オドぜひに出演する中京テレビのアナウンサー】
    オドぜひは多くの中京テレビのアナウンサーの方に出演していただいている。何だったら女性のアナウンサーは全員出演しているのではないか。しかし衝撃的な事実が。実は現在のアシスタントである阿部アナは、それまで1度もオドぜひに出演したことが無かったのだ。ほとんどのスタッフが阿部アナと話をしたこともなかった。今は一応仲良しである。
  • 【若林の料理】
    他の番組ではなかなかお目にかかれないと思うのだが、この年若林さんは番組内で生姜焼きを作っている。他にも1度もんじゃ焼きを作ったことがある。両方ともよく作っているという事で、意外にも手際が良かった。近い将来若林さんの料理番組が見られる日がやってくるかもしれない。
  • 【オドぜひのアシスタント】
    オドぜひアシスタントの交代劇があった2017年度のオドぜひ。稲村アナからは磯貝アナを推薦されてはいたが、誰がふさわしいのかスタッフも検討していた。特に市野瀬アナという強烈なキャラの後である。あのキャラを越えるアナウンサーはなかなかいるものではない。スタッフが磯貝アナ以外に候補に挙げていたのが恩田アナであった。しかし中京テレビの夕方ニュースの顔である恩田アナ起用を、報道局が許すわけがなく断念した。
  • 【スタッフのパソコン】
    虹色侍がAVのタイトルから曲を作るということで、スタッフは面白いAVのタイトルはないかと日夜パソコンで検索していた。ところがスタッフが使っているのは会社が管理するパソコン。エロいページばかり検索していたスタッフのパソコンの画面には「警告!」の文字が。危うくパソコンの使用が停止されるところであった。パソコンを管理する部署に、事情を説明しに行くという恥ずかしい思いをしたのだ。
  • 【ぜひらーの職業】
    ニートから大学の研究者まで、オドぜひに出演するぜひらーの職業は様々である。最も多いのは学生だと思うが、この年初めて小学校の先生が出演。もちろん許可を得ての出演だったが、よく許可が下りたものである。また出演をきっかけに芸人を目指した人や、テレビ業界に出演した人もいる。オドぜひは人の運命を左右しているのかもしれない。責任はとれないが。

KEYWORD OF 2018

  • 【若林さん好きぜひらー】
    この年は渡邊畔さんという、超ド級の若林さん大好きぜひらーの登場が話題となった。オドぜひには定期的に若林さん大好きぜひらーが登場する。入口から号泣していた青空ちゃんや、青春時代のイチャイチャを取り戻したい藤野さんなど、ヤバさが突き抜けたぜひらーが多いことがわかる。これは春日さんファンには見られない特異な傾向であり、なぜ若林さんのファンに、このような人が多いのかは検証が必要だ。
  • 【井上千沙アナウンサー】
    この年から始まったアナウンサーSP。そこで衝撃的な話をしてくれたのが井上アナ。電話相談室のヘビーユーザーで、唯一の友達は占い師。マイクをつけてくれる技術スタッフをすぐに好きになってしまうなど、コチラが心配してしまうほどだった。そんな彼女、当時は熊本のアナウンサーだったが、2021年福島中央テレビさんに移籍。美容系でブレイクした直川アナと同じの局である。福島中央テレビさんは、個性派アナウンサーの宝庫である。
  • 【オードリー一宮ライブ】
    この年、オードリーのオールナイトニッポンのライブが愛知県一宮市で行われ、オドぜひスタッフもおじゃまさせていただいた。そこで起こったのが「磯貝アヒージョ事件」。名古屋へ帰る電車が、スタッフとは別々になってしまった磯貝アナ。スタッフは名古屋へ戻ったあと、皆でアヒージョを食べに行ったのだが、別の電車だった磯貝アナを誘わなかった。理由は磯貝アナの連絡先を知らなかったことなのだが、この事件をきっかけに磯貝アナと富田Pは連絡先を交換し和解した。
  • 【飲み会の席】
    この年オープニングトークで話題になったのは、番組の飲み会での席。オードリーの2人はどこに座ってもらうべきか?磯貝アナ?スタッフは?こういうことは意外と気を使う。そしてオドぜひの場合この問題を複雑にしているのは、オードリーの性格である。特に春日さんは、極力端っこにいたいというタレントとは思えない消極的な主張をするのだ。そのうえスタッフの社会性の無さも加わり、さぐりさぐりの飲み会になる。
  • 【地下アイドル】
    オドぜひには地下アイドルの皆さんにもよく来ていただいている。その元祖はからあげ姫こと雛乃ゆめかさんだが、2018年度はテトラルーチェ、神崎豊さんという地下アイドルが登場した。特にこの年は、ミスターオドぜひ・石黒さんが地下アイドルにはまったこともあり、一緒にスタジオに来ることも多かった。そしてぜひらーには石川淳朗さんというアイドルオタクもいる。オドぜひと地下アイドルとオタクは三位一体である。
  • 【宮城ロケ】
    地方ロケの楽しみと言えば、ロケハンでご当地の美味しいものを食べることである。さて、宮城仙台と言えば牛タン。どこで食べるべきか?こういう時はお世話になるテレビ局の方に聞くのが確実である。この時もミヤギテレビの方に教えてもらい伺ったのは、住宅街にあるお世辞にもキレイとは言えないお店。しかしその牛タンは絶品だった。後日そのお店は、「孤独のグルメ」でも紹介されていた。
  • 【生放送の年末SP】
    オドぜひ恒例の年末の特番だが、実はこの年を最後に一旦終了することになる。そして2021年に復活するのだが、生放送ではなく事前に収録するスタイルへと変わる。もちろん事情は色々あるのだが、生放送で何かやらかしてしまうという危険性はなくなった。それぞれにいいところはある。でも生放送のヒリヒリ感を、また感じてみたい気もする。
  • 【女性スタッフ】
    昔に比べるとテレビ制作の現場に、女性のスタッフが格段に増えた。特にオドぜひのような番組では、男性のスタッフだけだと時に暴走してしまう恐れもあるため、女性スタッフの目は必要である。そして2018年度は4人中2人のディレクターが女性だった。内容が内容なだけに、気が引けることもある。しかしおもしろさを追求することに関しては男も女もない。たくましいディレクターであり、現在は中京テレビの別の番組でブイブイ言わせている。
  • 【誕生日プレゼント】
    毎年若林さんと春日さんの誕生日にはプレゼントを渡すのが恒例となっている。オドぜひの場合プロデューサーの富田が、ウケ狙い無しで本当に喜んでくれるであろう物を選んでいる。この年若林さんに渡したのはキャンプ用のナイフ。絶対喜ぶかと思いきや、全番組の中で最低のプレゼントと言われてしまった。いつの日かナイフが無くて困ったときに、後悔する時が来ることだろう。
  • 【番組の放送尺】
    細かいことだが土曜日夜11時30分からの放送だったこの時期、オドぜひは25分番組だった。現在は30分番組である。この5分は番組を作るほうからするとかなり大きい。ちなみに2018年度は、オープニングトークをあまり使っていない。収録では実はエンドトークも撮っている。そこは今もあまり日の目を見ることはない。オードリーには申し訳ないが、それだけぜひらーとのトークがおもしろいということだ。

KEYWORD OF 2019

  • 【各局の放送時間】
    ほぼ全国放送になったのだが、オドぜひの放送時間は各局によってバラバラである。中京テレビは毎週月曜日深夜0時59分から。日本テレビは木曜日深夜、読売テレビは火曜日深夜である。我々は深夜に放送されることを見込んで番組を作っていたのだが、お昼の時間に放送している局もある。
  • 【番組の途中に流れる「クチコミ募集中」の短いVTR】
    ぜひらーが入れ替わるときに流れる短い「クチコミ募集」のVTR。これは中京テレビの局内や、近くの公園などで撮影することが多いのだが、ロケで地方へ行ったときに有名観光地などで撮ってくることもある。例えば広島のマツダスタジアムや、鳥取砂丘など。何でこんな所で?というものもあるかと思うが、それはロケのついでに撮ってきたということである。
  • 【ロケのお楽しみ】
    前回、仙台ロケで牛タンを食べた話をしたが、この年行った静岡では、毎回静岡第一テレビさんのすぐ近くにある「炭焼きレストランさわやか静岡インター店」で、ハンバーグを食べていた。鳥取ロケの時は、名古屋から新幹線で姫路まで行き、そこからスーパーはくとで鳥取へ行くのだが、姫路駅のホームにある「えきそば」でおそばを食べていた。オドぜひスタッフは食通の集団である。
  • 【国立大学のぜひらー】
    この年出演した寺川さんは京都大学の研究者。あごが柔らかい川井田さんは九州大学と、ぜひらーには有名国立大学在籍・出身者がなぜか多い。東京大学の磯貝アナ、オドぜひのフィクサー稲村アナ(現在は退職)は東北大学。地元名古屋大学は、多数の学生の皆さんに出演してもらっている。記憶する限りでは、北海道大学のぜひらーはまだいない。もちろんぜひらーに、学歴は不問であるのだが。
  • 【静岡のアナウンサーの層の厚さ】
    静岡第一テレビさんの女性アナウンサーは強い。中堅の臼井アナ・垣内アナ・鳥越アナ(現在は退社されたようです)という同期3人組がセンターを固め、先輩・永見アナがにらみを利かせる。そして大型新人(当時は)の澤井アナが、下から突き上げる。仕事でご一緒するたびに「盤石のアナウンサー陣だな」と思わせられる。さらに大人気ご当地タレント久保ひとみさんまでいるのだ。中京テレビもうかうかしてる場合ではない。
  • 【オードリーとの食事会】
    福岡ロケでは、珍しくオードリーとスタッフで一緒に食事をした。今のところ、これが最後である。なかなかない食事会の機会である。スタッフもオードリーに喜んでもらおうと、必死にお店をリサーチした。ところが、「このお店、前にも来たことありますよ」と言われてしまった。そして珍しくもう1軒、春日さんと長浜の屋台に行ってラーメンを食べた。金曜日騒動もあり、健全な夜を過ごした。
  • 【オープニングトーク】
    放送ではオープニングトークがあったりなかったりするが、収録では毎回撮っている。アナウンサーが本当にオードリーに聞きたいことを聞くこともあるし、スタッフが聞きたいことを代弁してもらう事もある。この年、収録はしたものの、放送で使わなかったのは「銭湯に行ったとき、身体は隠しますか?」という話。オードリーがなんと言ったのかは、まったく記憶にない。
  • 【年末SPが無い年末】
    2013年度から毎年放送していた年末SPが、ついにこの年は休止になった。こうなるとスタッフは、年末年始ヒマである。テレビマンとしては、年末年始にのんびりするのは何かカッコ悪い気がする。しかもオドぜひ班がヒマだとバレると、色んな所から「じゃあこっち手伝って」と頼まれてしまうがそれも嫌だ。年末SPが復活するのは2021年度である。
  • 【誕生日の祝い方】
    カメアシ鈴木さんの回で、オドぜひでの若林さんお誕生日セレモニーの様子がバレた。バラバラの歌。中途半端な大きさのケーキ。若林さん1人で映る記念写真。改めて見ると酷いお誕生日会である。他の番組のお誕生日会では何をやっているのだろう?ちなみにこの年若林さんにプレゼントしたのは、YUSUKE HANAIがデザインした名古屋にある東山動植物園のオリジナルキャップ。「今までで1番いい」と若林さんは言っていた。
  • 【話がつながるぜひらー回】
    先輩ヅラする三浦・伊藤さんの悪行をバラした志村さん。麻婆豆腐を一緒に食べたJK。年下のぜひらーを息子にした野々山さん。そしてこの年の絶交SPなど、本来何の関係もなかったぜひらー同士が、話の流れ上つながってしまうことがたまにある。そしてそんな時は、メチャメチャおもしろい。ただこれは、台本にできるものではなく、偶然が生んだ奇跡である。そんな奇跡を作り出すオードリーと、奇跡の波を乗りこなすぜひらー達は本当にスゴイ。

KEYWORD OF 2020

  • 【系列局とのコラボ】
    オドぜひはこれまでにも様々な企画で系列局の皆さんとコラボしてきた。「番組を買ってくれたことのお礼」「番組を買ってくれるように接待」「アナウンサーSP」「地方番組SP」「ご当地タレントSP」などなど。それでもまだ1度も絡んだことが無い局が若干ある。いつかはすべての系列局の皆さんとご一緒したい。
  • 【名古屋の地下アイドル】
    「からあげ姫」に始まり、「知多娘。」「テトラルーチェ」「Attain Music」「Kebab」「神崎豊」さん「tiny」そしてこの年登場した「水乃なり」さんなど、オドぜひと地下アイドルは親和性が高い。しかもぜひらーである石川さんは、自分でアイドルグループ「私たちはアイドルである!」をプロデュースするほど。アンダーグラウンドな人に好かれるって嬉しいものだ。
  • 【初代アシスタント・市野瀬瞳】
    この年はコロナ禍ということで、オードリーが名古屋に来られない収録があった。そこで急遽初代アシスタント・市野瀬アナに来ていただき、磯貝アナと2人で何度か「傑作選」を放送した。中京テレビを退社してからの市野瀬アナは、名古屋を中心にフリーアナウンサーとして活動している。この収録で久しぶりに会ったが、あれ以来会っていない。
  • 【中京テレビ・佐野アナウンサー】
    この年2度出演していただき、その両方共で号泣した佐野アナ。1度目はオドぜひ出演のため、バラエティ仕様にして自分を偽り無理をしていることを告白。2度目はつらい仕事帰りにオドぜひ班と遭遇。泥水をすすっている自分と、キラキラした照明の元仕事をしている磯貝アナを見て号泣。普段の明るい佐野ちゃんの影の部分が映しだされた。
  • 【新型コロナの影響】
    当時はまだわからないことも多く、パーテーションはどうするのが正解なのか?マスクは着用するべきか?など、テレビ業界でも試行錯誤の日々が続いた。その影響もあって、この年は実はオードリーを名古屋へ呼ぶことを自粛し、収録を休止したことがかなりあった。コロナとの共存時代に入った今も、パーテーションは不可欠であるし、オードリーがぜひらーを迎えに行く、送るという事もやっていない。
  • 【ドッキリロケ】
    かつてはロケでドッキリを数多くこなしてきたオドぜひスタッフだが、勘が鈍っていた。那須さんたちの部屋に隠しカメラと隠しマイクを仕込み、その機材はバレなかったのだが、仕掛け人の話の内容から疑われたようだ。那須さんが部屋を出るとき、隣のスタッフが隠れている部屋を覗かれ万事休す。ドッキリもできないようなら、テレビマン失格である。
  • 【ぜひらーの家】
    コロナの影響でぜひらーとリモートをつないでの収録と言うのもこの年ならではの出来事だった。ぜひらーの家や部屋からのリモートということで、彼らがどんな所に住んでいるのかが分かった。さすがに夜景が見られる高層マンションに住んでいる人はいなかった。意外だったのは、水クシャミの相武君の部屋にあったギターとクイーンのポスター。放送の中で見事な?腕前を披露してもらった。
  • 【若林さんのネクタイ】
    オドぜひもそうだが、若林さんのテレビでの衣装といえばスーツが多い。ところが若林さんが「俺はネクタイをしたくない」と突然言い出した。この発言から「スーツの下はロングTシャツでノーネクタイ」という今のスタイルになったのだ。40歳を過ぎてチョイ悪オヤジを目指しているのか?とスタッフの間では話題になった。最近は髪形まで変え、イメージチェンジを図っているようだ。
  • 【カットしたシーン】
    オドぜひは生放送ではないため、カットしたシーンも多々ある。この年で言えば若林さんの「滝飲み」。磯貝アナの「まぐろ選手権」。後日若林さんが「俺のシーンが放送されなかった」と言い、YouTubeで公開。磯貝アナのまぐろ選手権は、視聴者からのリクエストが多くこれまたYouTubeで公開。さて、見た人はどのように感じただろうか?何でカットしたんだ!カットされて当然だ!皆さんはどちらでしょうか?
  • 【構成作家の中内さん】
    中内さんは名古屋の若い芸人から、多大な信頼がある。因みにカリスマニートの覚前さんとは仲良しだ。自分で演劇をやったり、お笑いイベントを立ち上げたり、詩を読んだり、パワポカラオケをやったり…。今は実家で家業を手伝いながら、その高知でも活動を続けているようだ。才能あふれる人を失ったのは、番組にとっても痛手であった。

KEYWORD OF 2021

  • 【オードリーの所属する事務所】
    オードリーの所属事務所は「ケイダッシュステージ」である。過去オドぜひでも、事務所の芸人さんに来ていただきお世話になっている。島崎俊郎さん、前田健さん、ハマカーンなどなど、オードリーとゆかりがある芸人さんばかり。そんな中この年初めて、後輩芸人であるトム・ブラウンが来てくれた。そして内部事情が分かってきた。これが翌2022年のHi-Hi岩崎さんというオードリーの先輩を引きずり出すきっかけの1つになったのだ。
  • 【チェリー】
    レジェンドぜひらー玉岡さん以降、オドぜひとチェリーは切っても切れない関係になった。その後多くのフォロワーを生み、「胸をもむタイミングがわからない」「セカンドチェリーになった」など、チェリーは細分化していく。そしてこの年「チェリー人狼ゲーム」という名作が生まれた。チェリーをエンターテインメントにまで昇華させた鹿児島の大学生たち。その後、その中の何人がチェリーを卒業したかは確認していない。
  • 【バラエティ番組の裏】
    「バラエティ番組の痛いって嘘ですよね?」「本当に熱いんですか?」など、オドぜひにはバラエティ番組の裏側を疑うクチコミが定期的に来る。この年も「激辛って本当ですか?」というぜひらーがやって来た。そう思うことは分からないでもないが、なぜ「オドぜひ」に言ってくるのだろう?もしかしたら、「オドぜひ」に絶大なる信頼を寄せているのだろうか?オドぜひで証明されても、なんの保証もないのに。
  • 【リモート収録の楽しみ方】
    この年も新型コロナの影響で、リモート収録が多かった。ぜひらーの家とリモートを結ぶのだが、それが意外な楽しみを教えてくれた。ぜひらーの部屋の様子から、意外なものを発見することがあるのだ。実は趣味だというギターが置いてあったり、1人暮らしなのに大量の調味料が置いてあったり。分からなかった素性が明かされるのが部屋。リモート収録の時ぜひらーには、「部屋は片付けなくていいよ」と言っている。
  • 【オープニングトーク】
    この年未放送だった、「オープニングトークの蔵出し」を放送した。オドぜひでは毎収録でオープニングトークを収録している。ネタはアシスタントのアナウンサーが気になっていることや、スタッフがオードリーに聞いてみたいことなど他愛もないことばかり。オードリーも乗ってしゃべることもあれば、早々に話を切り上げることもある。しかしオープニングトークから春日さんのチーズロケに発展した。そんなこともあるからやめられない。
  • 【年末の特番①】
    この年3年ぶりに「年末SP」が再開した。様々な事情があったのだが、スタッフは毎年やりたいと思っている。しかもこの年は、ほぼ全国放送が始まってから初の年末SP。ほぼ全国の皆さんにも見てほしいが、各局の編成事情もあり難しいことも分かっている。そんな中「年末は無理ですけど年明けに放送します」と言ってくれる局もあった。私たち制作スタッフは、それでも感激である。
  • 【年末の特番②】
    初期の年末SPは、深夜の生放送で雪山からの中継があったりする、スリリングなものだった。その後生放送から収録もの。雪山ではなくスタジオからと形は変わっていき、雪山中継を知るスタッフも少なくなった。そこで新しく導入されたのが、「真冬のプール」である。この年の「トラストチャレンジ」に始まり、2022年はさらに巨大なプールを使った「吊り橋」が作られた。ティモンディの前田さんが「プールには無限の可能性がありますね」と言ってくれた。さて来年は…。
  • 【テレビマン】
    ローカル番組特集をやると、各局のテレビマンにお会いすることになる。愛されキャラの日本海テレビの馬田さん。関連会社の社長でありながら、番組のプロデューサーでもある広島の山下さん。そして強烈だったのは、札幌テレビのティモンディの番組のプロデューサー山谷さん。前田さんから「考え方が古い」と言われながら、バラエティへの熱い思いをストレートに吐露するその姿は、昔気質のテレビマン。こういう人が必要な時代なのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
  • 【テレビ大分の放送時間】
    オドぜひの放送時間は、各局によってバラバラである。そんな中、この年衝撃の事実が判明した。それが「大分では、オドぜひを平日午前中に放送している」。それはスタッフはもとより、オードリーにとっても衝撃だった。「マジか!」「編成した人にわけを聞きに行こう!」など、オープニングのトークは荒れに荒れた。しかしその半年後、放送が深夜になったという連絡が。それを聞いた若林さんがボソッと「余計なことしなくてもいいのに…」と言っていたのが忘れられない。どうやら今も、お昼に放送している局があるらしい。
  • 【10年】
    10年続いている番組は、実はそんなに多くない。特に深夜番組ともなると、「探偵!ナイトスクープ」や「タモリ倶楽部」など、レジェンド級の番組ばかりである。「オドぜひ」がそれらの番組と肩を並べているとは言わないが、共通するのは熱心なファンに支えられていることではないか。オドぜひ好きは周りに公言はしないが、秘めた熱い愛情を持ってくれていると思っている。ありがとうございます。いつかこの番組も「レジェンド番組」だと言われるように、これからも頑張ります。
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