<空撮テクニック>カメラマンが伝授する空撮術~基礎編~

ドローンによる空撮は、地上からは見ることのできない独特の視点から撮影できる革新的な技術です。近年、その手軽さと高品質な映像撮影能力により、プロ・アマチュアを問わず多くの人々に注目されています。
建築、不動産、観光、イベント、自然景観など、様々な分野で活用が進んでいるドローン空撮。
今回は、プロのカメラマンとして経験と知識を兼ね備えるそらメディア講師が教える、魅力的な空撮映像を残すためのポイントをご紹介していきます。
まずは撮影の前に何を撮りたいかイメージすることから
成功の鍵は、撮影前の準備にあります。
以下の点を意識してみましょう:
- 撮影したい対象やシーンを具体的にイメージする
- 最適な構図を考える
- 光や風などの自然条件を確認する
- 安全に撮影できるか事前チェック
例えば、都市の高層ビル群を俯瞰で撮影したい、自然の雄大さを表現したいなど、具体的なイメージを持つことがおすすめです。
空撮テクニックの種類~基礎編~
では、実際に空撮で使える撮影テクニックをご紹介していきます。
これらはカメラマンとしての知識と経験が豊富なそらメディア講師によるノウハウなので、ドローン以外でも使えるテクニックなのでぜひご活用ください。
1. 固定(FIX)撮影:
カメラを動かさずに画角内で動きを表現する手法
【活用】風景全体の雰囲気をとらえたいとき
2. パン撮影(水平移動):
最初と最後の構図を決め、カメラを左右に振る動き
【活用】広がりのある景色を、動きを付けて表現したいとき
3. 低空飛行撮影:
被写体が近いので迫力ある映像を撮ることができる
※ただし、モノにぶつからないよう注意が必要
【活用】迫力ある映像を撮りたいとき
4. 真上から俯瞰映像:
被写体の真上から見下ろす映像
【活用】普段見ることのできない視点で表現したいとき
5. 上昇しながらチルトダウン:
低空にあるドローンを上昇させながらカメラを下に向けていく
【活用】徐々に広がる景色を印象的に見せたいとき
6. 下降しながらチルトアップ:
上空にあるドローンを下降させながらカメラを上向きにしていく
【活用】被写体の大きさや迫力を強調したいとき
7. 斜め移動撮影:
ドローンを前進&横移動させることで斜めに飛行させる
【活用】動きのある被写体を追いかけたいとき
8. 後退しながら上昇撮影:
ゆっくり後ろに下がりながら上昇させることで、斜め後ろに飛ばす
【活用】被写体の全体像を徐々に見せたいとき
9. ノーズインサークル(旋回撮影):
資格講習でも使用する手法。被写体をセンターにとらえながら周りをまわっていく。
【活用】被写体の360土全体像を見せたいとき
シンプルな操作の組み合わせで表現の幅が広がる
今回はドローン空撮の中でも基本的な空撮テクニックをご紹介していきました。
これを高度を変えたり、テクニックの組み合わせをしたりすることで、映像表現の幅が広がります。
ドローン空撮は、新しい視点から世界を切り取る魅力的な手段です。撮影のイメージを明確にし、安全に留意しながら、創造性を存分に発揮してください。
そらメディアでは、資格講習はもちろんのこと、これらのテクニックを実際にカメラマン経験のある講師から学ぶことも可能です。ぜひ講習の合間をぬって「こんな映像がとりたくて…」と質問してみてください。
その他撮影やドローンに関するお悩みもお気軽にご相談ください。
次回は基礎的な操作の組み合わせから応用編をご紹介していきます!
📪ご相談・お問い合わせ・資料請求などはこちらから
https://www.ctv.co.jp/sora-media/document-request/
📞052-588-4601(平日10:00~17:00)
✉ctvmb_drone@ctv.co.jp
カテゴリー
アーカイブ