TALK SESSIONトークセッション

「すこやかフェスタ2018」イベント会場でのトークステージ。
乳がんをいち早く見つける方法を会場の皆さんと一緒に考えました。

恩田 千佐子アナ

「キャッチ!」メインキャスター。2017年11月に乳がん手術を経験

矢方 美紀さん

タレント(元SKE48)。2018年4月に25歳で乳がん手術を経験

小林 茂樹教授

藤田医科大学医療科学部放射線学科の教授。画像診断の専門家

04自分の髪のように扱えるウィッグで
人目を気にせず快適な外出。

先ほど矢方さんが、ウィッグとおっしゃいましたが、私も半年間ずっとウィッグを使って番組出演をしていました。10月1日に解禁というか、ウィッグを取って地毛で出るようになったんです。

びっくりしました!「恩田さん、地毛なんですよ」とスタッフの方に教えていただいて。だいたい一年ぐらいはウィッグ生活が続くのかな?と思っていましたが、すごく早いですね。

育毛ローションを塗ったりもしましたが、早い方だと思います。個人差があるようですね。
私の場合、初めてウィッグを着けた時に予想よりも違和感がなかったのを覚えています。最初は気にしていましたけど、他の方が着けているのをお見かけして、「あ、大丈夫なんだ」と安心しました。

抗がん剤で髪の毛が抜けてしまうと聞き、「その状態でテレビのお仕事やタレント業は続けられるの?」と不安で仕方がありませんでした。でも、今は自然な見た目のウィッグがたくさんあるので、人目を気にせず出かけることができます。

職人やメーカーの方が、少しでもいいウィッグを作ろうと、努力してくださっているんでしょうね。きっとそこには先輩たちの意見が活かされているはずです。ちなみにウィッグには医療用とファッション用の2種類があって、医療用は通気性が良くて軽くて汗をかいても外へ発散しやすい構造になっています。ファッション用は蒸れやすいんですよね。

そうなんです。医療用のウィッグって、結構いいお値段なんです。自分では到底買えないな、と思って最初はファッション用を買いました。でも、暑さに耐えきれなくなって。人間の髪の毛って、汗を発散させつつ頭を守ってくれる素晴らしい存在なのだと、改めて実感しました。医療用のウィッグに切り替えたところ、ストレスなく地毛のように過ごせます。ヘアスプレーを使ってセットしたり、普段使っているシャンプーやコンディショナーが使えて、ドライヤーも当てられます。そういう面では髪の毛がないという感覚はないですね。ウィッグを取ったらないんですけど(笑)

そういうことを明るく具体的に伝えてくださると、治療中の方も「仲間がいる」という感覚が芽生えて、頑張っていけますよね。心強いです。

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